軽井沢彫りと大阪屋家具店



エコツアーガイド養成講座のチラシを持って各地に配布中です。


今日は軽井沢に再度来てみました。軽井沢観光協会様に配置させていただきたかったことと、軽井沢ならではの伝統工芸品を、当協会の「ものづくり伝道師 浅間・吾妻塾」で取り扱いたかったからです。




  


旧軽井沢にある軽井沢観光協会に寄らせていただきました。100円トイレを初めて使ってみましたが素晴らしいトイレです。綺麗でお洒落。話のネタにぜひ一度はご利用ください。


職員様に伺ったところ、軽井沢のものづくり系伝統工芸品では、やはり軽井沢彫りが筆頭だそうです。ちょうど2階の物産コーナーでも展示しているとのこと。様子を見てみました。




  


軽井沢彫りをまじまじと見たのは、10年ぶり位のような気がします。当時は私の中に、「ものづくり」の対しての欲求がありませんでしたから、きちんと観ていませんでした。桜の模様…軽井沢彫とは、桜模様だったのですね。日本の国花じゃないですか。



軽井沢彫りのいわれ

明治二十一年(1888年)英公使館付宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー師が軽井沢町に初めて別荘を建て、避暑地として同町を愛しました。
つづいて多くの外国人外交官、宣教師が軽井沢に別荘を持つようになりましたが、家具の調達に苦心しました。そこで初代大阪屋家具店主、土屋巳次郎は日光より彫り師を招き、苦心の末かれらの要望を取り入れ、彫刻に日本を象徴する桜彫りを考え出し、持ち運びが容易にできる組立て式を取り入れ色彩も飽きない渋いものにしたのが外国人の人気を集めました。
今は若い人たちにも広く愛用されており、特に結婚調度品として多くの注文を受け賜わっています。材質はとち、しな、等狂いの少ないものを使用。永久的実用家具として用立てられています。現機械化時代軽井沢彫りだけは手彫りでないとできないという、郷土色を生かした芸術品でもあります。
 店主敬白


  元祖 軽井沢掘り  有限会社 大阪屋家具店





大阪屋家具店さんは、軽井沢観光協会のすぐ上にありました。店内は高級家具が並んでおり、私には場違いな空気が流れていたのですが、箸や箸置き、手鏡などは手頃です。個人的には、お盆が欲しくなっちゃいました。残念ながら、こういうお店では写真は撮らせてはもらえません。


早速、店内にいらっしゃった土屋恵美様に話をお伺いしたところ、軽井沢彫りは真心こめて丁寧に彫り込んでいくため、とても時間がかかるものなので、他の観光地のように2〜3時間でちょっと体験というものはとてもできないそうです。また、そのようなプログラムを開発してしまうと、軽井沢彫りが安易な工芸品だと思われてしまう…と、代々受け継いできた軽井沢彫りの品格を重んじ、大切にしていらっしゃいました。その姿勢にとても感銘を受けました。こういう人が日本の伝統工芸品を受け継ぐべきであります。


私がやっているようなエコツーリズムによる着地体験ものでは取り扱えないものの、軽井沢彫りの指導はしているようです。入会金5000円、一回の指導料は5000円、教材・道具代は別途かかります。決して安くは無いですが、職人の直指導です。高くもないでしょう。


「ものづくり伝道師 浅間・吾妻塾」では軽井沢彫りは取り扱いませんが、私個人は家が近ければ弟子になりたいほどです。大阪屋家具店、「軽井沢木彫倶楽部 さくら会」 意識していたい教室です。


(有)KMY 元祖軽井沢彫 有限会社 大阪屋家具店
  〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢629
  TEL 0267-42-2550 FAX0267-42-2249
  http://www.osakaya-f.co.jp/ Email:karuizawaアットマークosakaya-f.co.jp






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