草津白根山火砕丘ウオーク下見
6月21日に万座温泉日進館様にお泊りのお客様のガイド下見を兼ねて、来年の草津白根山火砕丘ウオークイベントの下見に行ってきました。下見をしてイメージできたタイトルは
「森林セラピストと行く草津白根山、モリアオガエルと白根神社、たんぽぽ花冠づくり」
…ちと、長すぎるようですね。また考えます。
まずは定番の湯釜を見に行きます。途中、左手眼下に万座温泉、その向こうに北アルプスが見えるポイントがあります。黒姫山、戸隠山、妙高山も見えました。
今日は平日ですが、さすがはルート292最大の観光スポット。人が多いです。
降りていく時に、本白根山北側の崩壊地が見えます。あの谷底に硫化水素ガス発生地点があります。降りたら国道を越えて、
弓池エリアに入って行きます。まずは左に明治火口が。爆発から100年ちょっとしか経っていません。右に広がる弓池湿原に降りて行きます。
ワタスゲの花はようやく咲いたところ。これから花穂が伸びて、真っ白なふわふわが一面に広がるまであと10日間くらいです。
向かって右端の方で池塘をまたぐところがあり、中にはコインがたくさん投げ込まれています。みなさんお願い事をしているのでしょうね。でも、植物にとっては金属汚染となり、とても困っているかもしれません。このブログを見た方は、もうお止めになってください。
ミネザクラの花は見頃でした。ハイマツの実も膨らんできました。
弓池との間にある木道手前にある大きな池塘に来ました。ほとりにあるのは恐らくモリアオガエルの卵でしょう。遠いので完全には確認できませんでした。
ここから、21日は逢ノ峰に御案内することになっています。階段は急なのでゆっくり上がろうと思いますが、御足の状況によっては、白根隠しにしようかと思います。
シラビソの新芽には樹脂でできた袋が被さっています。新芽を守るためなのでしょうが、広葉樹では芽鱗と呼びうろこ状になっているこれは、この場合どのように呼んだらいいのか?
クロウスゴの花は、形も縞模様も安定していません。それでも、潰れた壺形の花の形はなかなか他にはないものです。
逢ノ峰山頂には気象庁が設置した白根山の観測所があります。ここのあずまやはとても広々としています。団体でも使えるほどです。
逢の峰あずまやのデッキから見下ろす白根山湯釜と地蔵岳です。気分いいですね。
ここから、逢の峰ゲレンデ方面に向かいます。途中、白根隠し山が見えました。
逢の峰ロマンスリフト降り場に来ました。さらに下ります。ゲレンデから草津の街並みを眺めつつ…
登山道はゲレンデと平行に森の中を通ります。森の中からゲレンデがぱあっと広がった時に、アイデアが浮かびました。
植物を一切採ってはいけない草津白根山。でも、この西洋タンポポなら良いでしょう。逢の峰ゲレンデ一面に広がる西洋タンポポ(外来種)。このタンポポで花冠を作るのです。私は男ですが、森林浴イベントの一環でなら、人目を気にせずに体験することができます。
白根火山ロープウェイ山頂駅から、森を抜けて白根レストハウスへ向かいます。
白根レストハウスでは、ソフトクリーム位食べたいですね。白根パークサービスセンターで、白根山に関する自然や歴史の情報を得るのも良いでしょう。
白根山湯釜に最短で上るコースは現在(火山活動のため)閉鎖中。ここを右に進み、白根隠し山を目指します。芳ヶ平に行く道です。
頭上ではアマツバメが盛んに飛び交っています。近寄っては離れ、近寄っては離れ。もしかしたらあの一瞬で交尾しているのかもしれません。カラマツの樹上で鳴いているのはビンズイでした。
白根隠し山頂が近づいてきました。白根神社も見えています。いつも困るのが、この歩道通りに歩いて行ってもきちんと神社正面に着かないことです。回り込んで、ようやく白根神社奥宮の正面に着きました。
かつては上州で最も位が高かった白根大明神。吾妻の隠れたパワースポットです。
白根隠し山頂からは、草津方面の眺めも格別に良いのです。溶岩崖には、複雑なバランスでもっている岩がありました。バランス…ハタヨガのことがふと頭に浮かんできました。ハタヨガとは、HATH=HA(太陽)とTHA(月)という意味。HA=太陽=SOUL(魂であり本質部分)THA=月=MIND(意識であり気づき)という意味だそうです。
ゆっくりと今来た道を戻ります。今はミネズオウの花が満開。お客様の心も満たされることでしょう。