万座カラマツ天然母樹林スノーシュー&雪上アウトドアランチツアーの様子
万座カラマツ天然母樹林スノーシュー&雪上アウトドアランチツアー 実施の様子をご紹介いたします。
まず万座に向かう最中、万座ハイウェーで道路脇をチョロチョロと動く謎の物体を発見!?
急遽、車を止めてゲットしました。これはハタネズミです。(ヒメネズミを訂正)
■ ハタネズミ(Wikipediaより)
ハタネズミ(畑鼠、英: Japanese grass vole)は、茶褐色で尾の短い日本固有種のハタネズミである。哺乳綱ネズミ目キヌゲネズミ科に分類される。ニホンハタネズミとも呼ぶ。成獣は頭胴長9.5〜13.6cm、尾長2.9〜5.0cm体重22〜62gほどである。南部に生息する個体のほうが体が大きめである。背面の毛色は茶色または灰黄赤色で、腹面は灰白色となる。
本州、九州、佐渡島、能登島に分布する。造林地や高山のハイマツ帯、河川敷や田畑などの地表から地中約50cmの間に、網目状の巣穴を掘り生活している。イネ科、キク科を中心とする草を食べる。秋になると巣穴に食料を貯える。冬は雪の下に巣穴を掘ることもある。時々大発生し、イネ、サツマイモやニンジンなどの根菜、造林地などの樹木、果樹に大きな被害を及ぼすことがある。捕食者はイタチ、トビ、ヘビなどである。
夜行性。日没と日の出前の2,3時間に活動することが多い。生まれたての子は無毛で目が閉じている。生後6日ほどで切歯が生え、生後10日ほどで目が開き、巣の周りを動き回るようになる。寿命は約1年で、オスよりメスのほうが長生きである。
もう少し観察をしたいのですが、スノーシューツアーが始まってしまうので、それまでどうしましょうか…とりあえず、固まっているハタネズミちゃんにレーズンクッキーとチーズ味のおかきをあげて様子を見ます。
しばらく様子を見ていましたが、食べ物だと理解し、食べ始めました。かわいい!
とりあえず、これで帰ってくるまでに飢え死にしていることは無いでしょう。水が無かったので、雪を入れておきました。車中は暖かいので、解けて水になると思います。
万座ハイウェー沿いで、いつも気になるカラマツ。横に出た太い枝に乗る雪は力こぶの様です。樹木の匂いをかいだりしながら進みました。
立ち姿の美しい「大いなる母の木」通直なカラマツでは最大のものです。
おなじみの最大のカラマツ「草薙カラマツ」に触れてみたり、
大きな二股のカラマツの横を通ったりします。
吉田さんが、上までずっと伸びている樹皮の剥がし跡を見つけました。いったい誰の仕業でしょう?
お昼時、ダケカンバのマザーツリー「しなや樹」に到着しました。
「しなや樹」の前で記念写真。みんな、協会のメンバーたちです。
今日の雪上テーブルは円形にしました。ホットドッグと焼きそばサンドを牛乳パックに火をつけて温めます。嬬恋牛乳のパックは綺麗です。
昨夜仕込んだ特製ミネストローネスープを温めなおして、雪上アウトドアランチに舌鼓です。
その後は、種を取ったカラマツを観察したり、樹木を触り比べてみたりしました。
仁王カラマツで記念写真を撮り、そり滑りをして発散させていただきました。
さて、気になっていたハタネズミちゃん。おお、ずいぶんクッキーが無くなっていますし、たくさんのウンチをしたようですね。これで、また数日は大丈夫かな?見つけた場所と同じ場所に帰してあげました。本当は雪の上で放して、足跡やどう歩くかなどを観察したかったのですが、14時46分の黙祷に間に合わなくなってしまうので、ただ放すだけにしました。
ところが、餌をくれた私のことを安心したのか、なかなか離れて行きませんでした。可愛らしい。思わず、飼いたくなってしまう気持ちも解かります。
14時46分の少し前に、なんとか三原神社まで下りることができました。特に際立った由緒がある神社ではありませんが、東北地方太平洋沖地震で無くなった方々への黙祷をささげるために、どうしても神前に来たかったのです。時間になると、役場の防災無線で、黙祷を告げる無線放送がありました。役場も同じことを考えていたみたいです。
ところで、このツアーはやっていてとても楽しいし、万座カラマツ天然母樹林コースでは最適のイベントメニュ−だと思っています。毎年恒例にしますので、ブログや協会ホームページをチェックしていてくださいね!