村上山スノーシュー
今日の最終下見は村上山。午後も天気が崩れない快晴のお陰で、今日は何と三座目の下見に来れました。手の行き届いたカラマツ美林と村上山からしか見られない、独特な浅間山の姿、そして眼下に広がる嬬恋平野が見どころの山です。では村上山スノーシューコースを紹介します。
休暇村鹿沢高原の駐車場脇から森に入って行きます。足跡をたどって進むと案内看板があります。
鹿沢園地自然学習歩道「清流の小径」と村上山登山口の分岐看板があり、これを左に進みます。すると、雑木林はカラマツ林に代わり、なにやらカラマツ林を説明する看板が立っています。
村上山カラマツ林は、間伐を計画的に実行し、下層植生が発達し多様な樹種が生育する森林の造成に努めているそうです。ただし、その作業は1989年と2007年に実施した程度なので、まだそんなに長い年月が経っていませんから、見た目では普通のカラマツ林とそう変わらないのが実態です。
このようなカラマツ林です。確かに、一本一本の樹木の間は、やや離れていますし、枝打ちを行っている様子も見てとれます。
そしてそのうち、際立って整ったカラマツ美林を通ります。ここはいいポイントです。緑の頃もきれいでしょうね。
さらに登って行くと、カラマツ林では無くなり、針広混交林となります。右下が開けたところで振り返ると浅間山が大きく見えています。
ここには広めのあずまやもあって、一息入れるのにいいところです。そこから約10分雑木林を登ります。
村上山山頂に着きました。20ｍ程前に進むと、浅間山と眼下の嬬恋平野の眺望が待っています。
村上山山頂からの浅間山です。浅間・烏帽子火山群の溶岩ドームの中では、村上山から見るのが、最も浅間山の火口がよく見えます。2004年噴火の頃は、ここからの火映も美しかったことでしょう。
浅間山から左へとぐるっと見ていきます。鬼押出し溶岩流と北軽井沢、鎌原地域が見えます。おもちゃ王国の観覧車、大笹地区の畑などが目立ちます。浅間隠山もよく見えます。
大笹や大前の集落方向です。手前の赤い屋根の建物は独立行政法人種苗管理センター嬬恋農場の管理棟です。
帰り道では、最後にもう一度浅間山と対面します。お別れをしましょう。そしてゴヨウマツの大木を通って、
村上山のカラマツ美林を通って帰ります。
村上山スノーシューコースの見どころは、最初に書いたとおり、
1. 手の行き届いたカラマツ美林
2. 村上山からしか見られない、独特な浅間山の姿と火口
3. 眼下に広がる嬬恋平野（キャベツ畑と集落）
です。他には、60〜90分ほどで登れるのでサンライズスノーシュー、初日の出登山にも良いでしょう。また、嬬恋平野が一望できますから、何か嬬恋村に思い出がある方にとっては、山頂からの風景は思いを馳せられる場所だと思います。
村上山スノーシューは、3月末頃までご案内が可能です。
皆様のお申込みをお待ち申し上げております。
村上山スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/asama_murakami01/index.html
