明日のための野生きのこ下見



明日は北軽井沢のアロマハートを会場にして野生きのこイベントを実施する。その準備で、イベントで使うきのこを、同じローフード業界で活動する本橋さんをお連れして、あらかじめ採取することにした。


台風12号の後、晴天続きできのこも下火だったが、15号の影響でここ数日雨が降った。森の中はどうなっているかな?




  


いつもの万座方面のきのこ猟場に入る。目に飛び込んできたのはウスキテングタケかタマゴタケモドキか。どちらにしても毒きのこ。灰色のきのこはネズミシメジ。見てくれは良いがこれも毒。




  


ウラジロモミの下にクロハツが。ん?クロハツモドキかも。しかしちょっと古い。





おお、図鑑に載っているようなオオツガタケ。この森では、クリフウセンタケ → ツガタケ → オオツガタケの順に出るような気がする




  


スミゾメシメジは予め取っておくと色が黒変して食欲を削がれてしまうが、一応採っておこう。
毎年解らない紫色のフウセンタケ。今年も少し採って同定にチャレンジしてみるか。




  


タマゴテングタケモドキ(毒)かな?近くにまだ卵が割れていないものもあった。




  


卵が割れ始めの頃は何だか道祖神みたい。
2時間ほどきのこ探しをして、明日の会場・アロマハートに行き柳井さんと打ち合わせ。本橋さんきのこ探しお疲れさまでした。明日はアロマハートの流儀できのこイベントを実施する。肉や魚、農薬などは一切ダメ。どんな料理になるのかとても楽しみ。




  


家に帰ってから、毎年山ほど派生する紫色の不明きのこを、最強きのこ図鑑・「北陸のきのこ」で探し見たが、やはり今年も同定できず。亜高山帯のウラジロモミ林に生える条件にあるもので、似ているきのこが無い。さらにこのきのこの特徴は、弱い異臭があること。特徴がしっかりしているのに名前が無いのか…。じゃあ、私が名前をつけなきゃいけないかな?


「マンザムラサキフウセンタケ」


よし、このきのこ名前はこれに決定します。