浅間山北麓、アカマツ林で野生きのこ探し
今日も嬬恋村干俣の山林に入る予定だったのだが、なぜか篭を忘れてしまった。キノコ採りが篭を忘れて山に来るとは…。
事務所に帰ってから、「これは何かのお告げではないか?」←(都合の良い考え) と思い、逆方面の浅間山北麓の野生きのこ発生状況を調査してみることにした。
浅間山北麓にはアカマツが多い。実はマツタケを期待している。
ん?野鳥の羽根だ。ふさふさしているからお腹あたりの羽根かな?ラッキーなことがあったりして…。
例えばマツタケ100本 とか…
と思ったら、目の前にカバノアナタケが!おお、これはイベント10回分以上の大きなキノコだ。しかし今日は金槌もノミも持ってきていなーい!アンラッキーの方か!?
ヤマイグチがごろんと。シラカバと共生している。
チャオビレモンツムタケ(チャツムタケ科)と見た。オオワライタケに良く似ている。これまで、こういう食欲の湧かない野生きのこには見向きもしていなかったが、今後「きのこマニア」から「きのこ達人」の領域に入るためには一つ一つ丁寧に覚えていかなくてはならない。
あれま?クリタケがもう出ている。10月以降の晩秋型きのこなのに。まあ、狂い咲きみたいなものだろう。
これもチャツムタケ科のキノコだと思うが、今日のところは同定できず。
まーしかしろくなきのこが無い。このままでは消化不良なので、もう一度、近くの別のアカマツ林を攻めることにした。
森に入るなり、猟師道が。うーん導かれているのか?
この数日間、アカマツの下で見るベニタケ科のきのこはチシオハツだと思う。
イノシシの糞を発見。げ、ホカホカしている位新しい。まずいかな…
と思いきや、フウセンタケ科独特の形態で発生しているきのこが!
んーこの歪んだ傘の形はなんだっけ?あれ、そういえばこれって…
おお、名菌・ショウゲンジか。
ショウゲンジ(フウセンタケ科ショウゲンジ属)は柄が固く締まっていて歯切れがよいきのこ。さわやかで上品な味わいがある万能型のきのこ。とはいえ、私は煮物しか食べたことが無いが…。こいつは料理が楽しみ。
お、こいつもか!と思ったら、このきのこは違うな。今日は時間が無く、その場での同定を断念。
キチチタケがかなりあるので、難しそうだが料理に挑戦しておこう。
そして、ショウゲンジがもっと欲しくて薄暗くなっても探し回っていたら、ついに見つけた。大量の株!!
よーし、19日のきのこイベント、野生きのこが採れない場合はこのショウゲンジを食味していただこう。ヤッタネ!