森林セラピー検定試験対策講座 3日目



草津森林療法協議会が実施する森林セラピー検定試験対策講座、3日目が終了した。


  




今日の講義は私が午前の2時間を、湯田事務局長が午後の2時間を行った。







『第3章 森林科学系』で学んだことを復習する前振り…から、いよいよ『第4章 健康・心理学系』へ。私もただ今勉強中の分野である。


例えば、ストレッサーの調査票として、社会再適応評価尺度と呼ばれる、過去のライフイベントをチェックする票がある。(養成・検定テキストP164)





この票はアメリカで、5,000人の精神的不調の患者からその原因となったストレスを統計処理してランクづけしたもの。

合計点数が年間200〜299点なら50%、300点以上になると80%の人に何らかの疾患が発生していた。







私の、昨年一年間を振り返ってみると300点を優に越えているが…

今年度は、もっと忙しくなりそうだ。


そしてアルコール、飲酒と森林セラピー、セラピストの関係についての話。







やっぱりセラピストと名乗る以上、お酒は控えるべきでしょうね。体調管理も大切ですし。


次にカウンセリングの際の身体的関わりスキルについて。







リラックスして開かれた姿勢、クラ­イエントの話し方やペースに合わせる、不適切なノンバーバル行動(非言語的な行動)を避ける...などを説明した。


リラックス姿勢について国際ヨガ協会が推奨するアレクサンダー・テクニークの情報をお伝えしたかったのだが、その名前が出て来なかった。残念。

私も不適切なノンバーバル行動が多い方だ。もう少し、ドンと構えていられるようになりたい。



お昼休憩をはさんで、湯田事務局長の講義に。

森林セラピー検定副読本の、フィールド編とヘルスケア編の2冊を実施。



  



副読本は私の試験の時(初年度)はなかったのだが、昨年試験前に急遽発売され、昨年の試験では、ここから結構出題されたらしい。

湯田さんは副読本を読まずにして受かったようだが、それは森林インストラクター所持者なら、検定・養成テキストをしっかり熟読すれば、一発合格も可能だということかも。しかし、湯田さんの知識の豊富さは並みの森林インストラクターでは無い。







森林の管理と間伐、密植についてと、試験問題の傾向についてお話している。







森林による二酸化炭素の吸収から、割り箸について解説している。この後、木材のエネルギー利用によるCO2の排出削減について説明をされていた。


今年は東日本大震災などの影響もあり、昨年ほど受講生人数は集まらなかったが、昨年の2級合格者で1級も受ける方が何人かいるので草津に試験会場を誘致できる20名のラインには達する見込み。そうすると、地元でリラックスして試験に臨むことができる。


草津町森林セラピーは、ゆっくりとではあるが、着実に歩んでいる。