森林セラピー検定 副読本(問題例付) フィールド編 




森林セラピー検定 副読本(問題例付)フィールド編】

http://www.fo-society.jp/blog/approval/kiti/fukudokuhonnmousikomi.pdf



今期の森林セラピー検定試験対策講座の講義で、副読本の範囲は私の担当ではないが、講師がこの検定試験の副読本内容を理解していないわけにはいかない。読むのが遅くなってしまったが、今日やっと読めた。



とてもうれしい。森林セラピー検定・養成テキストは、森林生態系についての記述がやはり足りなかった。森林セラピストは参加者に森林について詳しく解説するのが仕事ではないとはわかっているものの、あの検定・養成テキストだけだと、例え丸暗記したとしても、森のプロフェッショナルな案内人としては微妙だと感じていた。私たちが森から享受する生命維持のための恩恵とは、森が森として健全に維持継続してこそ与えられるものであり、森のことを深く理解できていないと、恩恵の偉大さを、身に浸みての理解に至らないのでは…と思う。


さらに、『第4章 ガイドの実践』の章は素晴らしかった。「参加者に常に注目してもらえる存在ではなく、空気のような存在に…」というのは、インタープリターと森林セラピストとの違いを明確に表している。
また、植物の名前を明かし紹介するのも意味のあることだが、それ以上に大切なことは、森林の中で精神を開放させ五感で体感させてやること…などの記述があった。これも素晴らしい。


検定・養成テキストだけだと70点だったが、副読本を読めば85点位にはなりますね。
90点を目指しちゃうと、狭き門にし過ぎだと思う。これでいいと思います。