草津ゆけむりガイド 勉強会

今夜も草津ゆけむりガイドの勉強会にお邪魔させていただいている。



まず、草津の歴史や文化財の第一人者はこの方、沖津弘良先生。草津の名の由来、光泉寺文化財、その他、湯畑周辺、西ノ河原など、いろいろとお話しくださったがやはり私にはまだ草津人としての基本的な歴史伝統文化が備わっていないため、なかなか理解できない。ゆっくりと学んでいこう。







次に、講義をしたのは中澤康治さん。中澤さんが中沢ヴィレッジの社長だった頃、万座の宿の一従業員であった私によく声をかけてくださった。そのご恩は今も忘れてはいません。今日は自作の湯畑用温度計を持ってご登場。


また、草津町民憲章

「歩み寄る者にやすらぎを 去りゆく人に幸せを」

の由来の話を聞かせてくださったのでここで紹介を。


草津を訪れた東山魁夷(ひがしやまかい)画伯が、ドイツの温泉地を範としていた中澤兆三氏に、自著「馬車よ、ゆっくり走れ」で訳したドイツ・ローデンブルグ城門に刻まれているこの言葉をくださった。氏は感激して当時の町長に話し、感動した萩原亮氏が町民憲章とした。

…というのが一般的な話なのだが、中沢ヴィレッジに泊った後、東山氏と兆三氏と康治さんの三人で食事をしたそうだ。康治さんはもらった言葉の碑をビレッジの近くに建てようとしたのだが、兆三氏が町長に話し、町民憲章にまでなった…という、裏話があったのだ。


とにかく、草津の歴史のお話は初めて聞くことが多くて楽しい。今後も、勉強会に通わせていただこうと思う。