郁文館中学校 ガイド (池の平湿原、東篭ノ登山、水ノ塔山)





今日は郁文館中学校生徒のガイド。嬬恋インタープリター会の仕事です。ガイドといっても一人で30名ほど受け持つのだから、エコツアーガイドではなく、道案内といえます。


この学校は東御市に研修センターを持っており、生徒に野外学習を毎年させています。私たちにとってもありがたく、ぜひ今後も続けてほしいと思っています。


しかし大勢で登ると、どうしてもこのように渋滞が発生します。狭い登山道、追い越すこともできません。ひらひらとやってきたのはキタテハ(タテハチョウ科)。特に高山の蝶ではなく、里山の蝶でした。


  


水ノ塔山山頂付近では、どういう訳かクロベ(ヒノキ科クロベ属)が群生しています。浅間山系では、ここだけにあるように見えます。今後調べる必要がありますね。


水ノ塔山から高峰高原までの下山道では、西井滋敏ガイドが担当したクラスの子が足を捻挫してしまいました。事故が起こってから無線機で何度も西井氏に呼びかけたが一切応答がありません。呼びかけの声は聞こえていたようですが、焦りから他の情報を遮断して怪我の処置だけに夢中になってしまったようです。んー残念です!はっきり言ってかなり心配しました。プロとアマチュアの差は、こういうところで出てしまいますね。せめて理事さんは、お客様の身体生命を預かっているのだという自覚と覚悟を持ちましょうね。


しかし、ラッキーなことに体育科系の先生が何人もいて、代わる代わるにおぶって降りてくださったので、安全に下山させることができました。深く御礼申し上げます。しかし、水ノ塔山は車坂峠方面に降りる場合は足場が悪く油断なりません。私も気をつけて案内しようと思います。