桟敷山登山道整備



今日は桟敷山登山道の整備を手伝いに来ている。山路の会の黒岩隆吾さんらが発起人となり、嬬恋村に村民が気兼ねなく毎日登れるような山というか、ちょっとした運動に出かける山というか、何しろ上田市の太郎山と同じような関係の山をつくりたいらしいのだ。

そもそも、そのようなビジョンは数年前に誰か別の人が先に言い出したような気がするが…ま、それはいいとして、STさんが作ってくれるはずの看板が、結局は中村さんが一人で全部作ることになってしまい、大変に苦労なされていた。お気の毒に…。

昨年、桟敷山では遭難者が出たこともあり、長野原警察署の方が何人も手伝いに見えていた。新聞記事を見て、早速手伝いに来たらしい。こういうケースもあるんだなあ。


  


竹之内さんがこの場所でアサギマダラのマーキングイベントをやるのだが、私も来て見て驚いた。本当にたくさんのアサギマダラが来ていた。見ると日陰となっているヨツバヒヨドリに吸蜜に来ている。数年前に高木をいくらか伐採し、ヨツバヒヨドリが増えたと聞いているが、伐り残した高木のバランスが、程良い日陰をつくっているのだろう。竹之内さんも良い場所に目を付けたな。

コオニユリにもカラスアゲバがひらり。

隆吾さんいわく、このカラマツは名前を募集しているらしい。うーん、名前をつけるにはちと中途半端かな〜


  


桟敷山山頂手前の鞍部を少しそれると、とても見晴らしの良い展望所に出る。これは素晴らしい、屋久島の太鼓岩から見えた景色を思い出した。なるほど、これはいいところだわ。

桟敷山山頂に到着。ここからの景色だって悪くない。以前、山頂でヨガをやる軽登山を企画したことがあったが、桟敷山と小桟敷山どっちにするか迷い、結局小桟敷山にしたことがあった。こんなに景色がいいんなら桟敷山の方が良かったかな?でも、平らじゃないからヨガは難しいかもね。


  


山頂には、なぜか中央大学ワンダーフォーゲル部の部員の方のお墓?というか碑のようなものがあったが、うーん、こういうものを勝手に設置するのをいいことにしてしまったら、私だって死んだら熊四郎山にでも勝手に設置してほしいくらいだ。また、中には薄気味悪いと思う人も中にはいるかもしれないと思う。撤去すべきであろう。故人だって、灰を山に撒いてほしいとは思うだろうが、他の登山者の迷惑になるような行為は、しないでほしいと思っているはずだ。

おかげさまで初めて桟敷山に登ることができた。看板設置提案者の願いどおり村民の山になるかは、周りにもっと有名で眺望自慢の山がたくさんあるので難しいだろうが、アサギマダラのマーキングを兼ねてなら良いイベントになると思う。子供たちへの体験プログラムとしてもいいと思った。大勢では破壊が大きいから、少人数でね。