池の平湿原下見

時間があったので、その後、雨の際に代替地として行く予定の池の平湿原に行ってみた。なるほど、舗道がしっかりしていて、ここなら雨でも大丈夫っぽいな。泊っている宿の近くで自然体験プログラムを実施提供することが一番いいのだが、そこにこだわりすぎていると、地域の一番良いものだけでは揃えられなくなってしまう。つまりは、あまり良くないプログラムも実施提供する羽目になってしまう。だから、同じ場所にこだわるのはもうやめようかな。いっそ、宿を変えたっていいのではないか。

さて、池の平湿原の三方ヶ峰というところのガレ地には、コマクサが群生している。ここのコマクサはピンク色で、以前ここの地元の人から「草津白根のコマクサは紅が強くみんな園芸種だ」と言われたことがある。しかし実際には白根で採った紅の強い個体の種を増やして育て、山に戻している。ここ池の平では、紅色のコマクサが盗掘された跡に、立ち入り禁止にしただけなので、商品価値の低いピンク色のコマクサだらけになったのだろう。どこか秘密の自生地で紅いものや白いものはないのか?増やすことができれば色とりどりで綺麗になる。

帰り道、とても詳しく、若いガイドが熱心に説明していた。メモを取りながら聞いている参加者たち。彼の情熱が参加者に伝わっているのがよくわかった。