田代湖のザゼンソウ
話によると、田代湖には嬬恋で最も大きなザゼンソウの群落があるという。もうすぐ開通になるパノラマラインを通って行って見ると、ちょうどよい時期だった。群落も確かに大きい。
しかし、結局ここも、紹介は難しいかなー。ザゼンソウはなんとなーく見た目が気持ち悪いのでミズバショウのように盗掘はされないような気がするが、湿原が踏み荒らされるとさすがによろしくない。やっぱり私の個人的日記までに留めておこう。
ザゼンソウは英語では「スカンク・キャベツ」というそうだ。理由はキャベツが腐った匂いがするかららしい。ものは試しに嗅いでみた。
・・・懐かしい匂い。収穫後のキャベツ畑の匂いがする。
日本のザゼンソウは北米のものよりも匂いが少ないそうだ。そんなに臭いとは感じなかった。やさしい気持ちになったのは嬬恋人ならではなのか、それとも故郷北海道の湿原のことを思い出したのだろうか。
また、花のおもしろフィールド図鑑(ピッキオ著)には、真ん中の花粉のある部分(肉果穂序)が温度が高く、まだ寒い春先、昆虫たちが暖まりにやってくるというのだ。フードはそのための形なのだろうか?実際に触ってみると、おお、確かになんとなーく暖かいぞ!これで雪も溶かして出てくるのか。驚きのシステムだ。