森林セラピスト資格認定講習 2日目



今日の講義は終日、森林セラピーメニューの作り方となる。講師は、

横田維さん(慈友クリニック 復職デイケア、Life作業療法士
山口栄さん(慈友クリニック 復職デイケア臨床心理士

講師らの【森林セラピーの目的】の記述は気に入った。

森林セラピーの目的】
五感から得られる“森林という体験”を通して、自身の心身の状態に目を向け、“リラックスできる”“心地よい”という感覚を経験することを目的としている。

また今日も、インテークからプログラム作成までのクライアントとの流れをお芝居。今日のマイクの状態は良かった。


  


そして別室の和室へ。ここでは、森林臥褥(しんりんがじょく)を体験する。日本語訳でフォレスト・リラクゼーションというそうだ。

森林セラピーでの必須プログラム≫

【フォレスト・リラクゼーション(森林臥褥)】
 ◆目的
  ⇒森林に身をゆだね、森林と一体化する感覚を味わう。
  ⇒その活動自体が目的的でなく、受動的なもの。
  ⇒五感を通して自身が森林や大地と交わり溶け合う感覚を得る。

【フォレスト・ウォーキング(森林散策)】
 ◆目的
  ⇒フォレスト・リラクゼーション(森林臥褥)で得た森林と一体化する感覚を能動的に味わいながら有酸素運動を行う。


  


そしてセラピー弁当を試食。手作りで滋味溢れる味わいだ。最近はどこの宿泊施設やお食事処も、健康に気を使ったお献立になっているのはあたりまえ。

七沢森林公園 セラピー弁当≫
「おしながき」
 ・長芋短冊揚
 ・鳥団子照煮(五目野菜入り)
 ・川鱒カボス焼
 ・煮物(ガンモ、里芋、人参、こんやく、絹さや)
 ・揚まんじゅうあんかけ
 ・ゼンマイ妙煮
 ・キャラブキ
 ・サラダ菜 ミニトマト
 ・香の物
 ・柿、梨
 ・むかご御飯
 (作成:七沢温泉 福元館)

福元館の大女将のあいさつと料理の説明。どうかなあ、今のところは私も同業者だから、こんなにお年になっても仕事をさせられているようで、なんか同情の気持ちも出てしまう。周りの参加者には、高評だったようだが…。純粋に「つくった人の顔が見たい」のならいいのだが、「金払った相手の頭の下げるところが見たい」って気持ちだったら嫌だなあ。


  


そして、いよいよ各班ごとで森林セラピープログラム作り。さすが、この資格は日本初のものとはいえ、全国から強兵どもが受けているため、プレゼンテーション能力の高いこと高いこと。

私の班は、このくらいの内容にした。日の出ツアー、きのこ狩り&それを料理して食べる、巨木めぐりツアー…ま、これまでやってきたことばかりかな…。やはり、私もこれまでのセラピープログラムを極めることと、新しいセラピープログラム開発の必要に迫られている。

そして最後にふり返り(終了面接)の時間。このふり返りは、私はこれまであまり必要だとは思っていなかった。なぜって、こちらの考えを押し付けてしまう可能性があるから。でも、さすがここの講師陣はその辺もわきまえていた。ここで行う終了面接は、

・行うことで、最初に何のためにここに来たのかを確認理解する。
・こちらからアドバイスするのではなく、聞くだけ。後押しするだけで自分で持って帰っていただく。


  


最後に、まとめの講義として森林セラピーソサエティ副理事長の新貝憲利先生(医療法人社団 翠会理事長、成増厚生病院院長、医学博士)がお話をしてくださった。長い長い講習もようやく終しまい。

○○の別荘に帰ると、みんながお鍋を用意して待っていてくれた。お顔が写っているのは親友のちいぴょこりん。みどりちゃんが、かめはめ波の軍手をプレゼントしてくれた。これ面白い!他にもシリーズがあるらしい。

赤木さん、いろいろと本当にありがとうございます。心から感謝しています。