きのこと健康 (林業改良普及双書)


きのこと健康 (林業改良普及双書)


  • 菅原龍幸(著)
  • 価格:¥969
  • 新書:176ページ
  • 出版社:全国林業改良普及協会 (2001/3/1)
  • 発売日:2001/3/1
  • 商品の寸法:16.6x11x1cm



10月4日のきのこイベントに向けて、心身ともにきのこモードに入らなくては。これから、ランダムにきのこの本を読みまくっていくことになるが、まず最初の一冊として選んだのが本書。やはり「健康にいいからきのこを食べる」ことにして一般市民の絶大な支持を得たい(笑)。分厚い専門書ではなく、書き下ろし集であるので、詠みやすいと思ったのだ。



ある程度健康に気を遣い、一般的な用語を知っている方なら、ついてこれると思う。逆に、健康のこととは無関係にきのこを食してきただけの人は、新しい世界に触れることになる。私としては、子どもの頃に食べた焼きしいたけがどうしてあんなに美味かったのだろう?ずっと疑問に思っていたことが解決した。加熱することで旨み成分のグアニル酸が指揮者となり、他のアミノ酸たちときのこの中でオーケストラを奏でていたのだ。そして天然エノキタケ味噌汁のあの美味さ。理由はアミノ酸などの成分がしいたけの約2倍も入っていたからだったのだ。なるほど。



【きのこの栄養成分】、【きのこの味と香り】、そして【きのこの効用】の章ではきのこの癌への作用、抗酸化作用などが紹介されていて、私のきのこ啓蒙にも大変使えそうだ。誠にありがたい。