香川隆英さん 講演 「森林浴でリラックス、わくわく」



森林セラピーの第一人者である香川隆英氏は、今回、草津町森林セラピー基地の検証実験調査を行う際の、場所の選定にお見えになった。今回の講演がHP上などで告知がされていなかったのは、きっと草津に用事があり、そのついで…の講演会だったからなのだろう。

内容としては、『森林医学(朝倉書店)』や『森林セラピー養成・検定テキスト(朝日新聞出版)』に書いてあることとそんなに変わらない。新たに刺激となった内容は、李卿氏が行った森林浴におけるNK細胞の活性化等の学会発表などは公衆衛生学会での発表であり、医学会では2008年9月に別の方が行った発表が最初であるとのこと。しかし、世間の風は冷たかったそうだ。また、森林浴で活性化したNK細胞は、なんと森林浴後、都会に戻って1週間経っても高活性を持続している。しかし、都会への転地旅行では、このような効果は認められない。また、アドレナリンにおいては、森林浴中に減少しても、都会に戻ればすぐに戻ってしまうとのこと。他には、ガイド同伴のほうが唾液中コルチゾール濃度が減少することが確認されていて、やはり森の中は「怖い」という感覚が一般的日本人には備わっているようだ。

つつじ亭さんのお嫁さん・宮崎美和子さんが来てくださっていた。お誘いして良かった。熱心にメモを取る姿から、このような方が現れてくれて本当に良かったと思う。他にも、草津現役の看護師さん・黒岩弘巳さんとの出会いもあった。草津町森林セラピー基地の未来は決して暗くは無い。昨日の発言は撤回する。

みんな、確実に歩んでいるようだ。心強く思う。私もがんばらなくては。