山菜教室

今日はぐんま森林インストラクター会主催のイベント、『山菜教室』の日。ちょっと公私共に参加できるような状況ではないのだが、食材をあてにされてしまっては仕方が無い。はるばる赤城まで行ってきた。

今日はどういうわけかずいぶん寒い日となった。早速、火を焚くのだが、ここで無駄なくさっと湯を沸かしておくところがにくい。

会員の持ってきた食材をアケビの籠に入れる。あらまあ、美味しそうだこと。


  


私はふきのとうとカバノアナタケを持ってくるように言われた。当日、会場で取りたくっては山が荒れるし、ばつが悪いのでまあ、妥当な方法だと思う。

参加者が集まってきた。今日の参加者は15名くらいか。今日の担当者・笛木さんの司会でイベントが始まった。


  


最初に、今日持ってきた食材を森林インストラクターが参加者に説明する。さすが皆さん、よく利用しているのか詳しいなあ。

しかし私にもふられてしまった。ふきのとうの事なんて何も知らないのに…。自分自身、ふきのとうはあまり美味しい食べ方を知らないから興味が無いのだ。っつーか説明をさせるんだったら予め言っておいてもらわないと困る。心の準備というよりも、よく調べておかないと参加者に対して失礼だ。「これはふきのとうでーす。」で流そうと思ったら、田中会長が代わりに説明してくれた。


  


さて、気を取り直して山菜ツアーについて行こう…と思ったら、カバノアナタケを用意するのに居てくれとのこと。ぐわっマジか?まあ、来週嬬恋でやる山菜研修会の参考になるので良しとするか。

しかし居残り組は大忙し。洗って切って煮て焼いて味付けして…。うーん、こういう、うりゃうりゃ状態は苦手だなあ。しかも友人から込み入った内容の電話が入ってしまい、段取りがよく解からないまま手伝うことになってしまった。何をやっているのかよく飲み込めていないので全く役に立つことができない。

筍をアルミホイルにまるまる包んで焼き、取り出して切ったものを醤油につけて食べる。豪快だしなかなか味も良かったが、後々残るアクも少しあった。


  


塩田さんが何か始めた。ふきのとうをきざんでボウルにいれ、味噌と小麦粉と水を混ぜ込み練りこんでいく。塩田さんいわく、『ふきのたらし焼き』だそうだ。

はじめは火力が強すぎて、焦がしぎみになってしまった。しかも厚かったので中に火が通っていない。この『たらし焼き』は、鉄板に薄く乗せてやることが大事なようだ。


  


田中会長の奥様は参加者だというのに仕事しまくり状態。写真では山ウドの酢味噌あえをつくってくださっている。

参加者にお配りするすいとんも順調に用意できた。ネギが無かったのでカンゾウをきざんですいとんの上に散らしたようだが、口あたり固いし香ばしさも良くない。カンゾウは、ネギ代わりには向かなかったのでは?


  


帰ってきた参加者は自分のグループ分に分けてあった山菜を自分達で天ぷらで揚げる。グリーン・ツーリズム的にいうと自分達でつくり自分達で食べる場合は、保健所等の許可はいらない。だから料理教室なども許可をとる必要はないのだが、主催側で料理を作りもてなしてしまうと問題が発生すると聞いている。だから、一部を参加者に作らせるのは良いと思う。本当は、全部参加者にやってもらったほうが良いのだろう。

最後は、上手に濾過して油を戻し、油の鍋は新聞紙でよく拭いてその場で燃やしてしまう。鍋にこびりついた最後の油は、家に帰って洗うとのこと。キャンプ場ではお湯が出ないから、油が取れませんからね。