2級樹医養成セミナー初日 2008/03/07

日本樹木保護協会代表樹医・樹木環境ネットワーク初代理事長、山本光二先生。日本最初の樹医である故山野忠彦氏の後継者であるこの人に私達は指導を受けている。

さあ、早速実習実習。ノミと金づちでコンコンカンカンと。

実は今回初級樹医セットを購入しておいたのだ。セットで¥9,800税込。これが私の樹木外科治療セット☆


  


あれ?しかしノミの様子がおかしいぞ…? ゲッ!鉄のリング〔冠(かつら)〕が取れている!

早速、山本先生が直し方を教えてくれた。昔、大工さんに教わったとのこと。

まずはバールなどの凹んだ部分でノミを打つ。すると冠だけが下に下がる。こうした後、木を打ってやると、うまく木が冠を抑えるように膨らんで止まる。その時はノミが深く刺さらないように年輪を確認し木口面に打つといい。


  


これまでは軟らかい材であるイチョウでやってきたのだが、認定試験は硬いクスノキで行う。おもむろに積んであった材から選んだ一本目はこれ。

これを、このように掘り込む。実際には空いてしまった穴を修復するので、穴を開ける作業は現場で発生することは稀なのだが、ここではノミを中心とした刃物、工具の使い方を覚えるのだ。