浅間山(前掛山)登山

浅間山(前掛山)初登山。鋸岳から攻める。雲の中を登り、鋸岳でようやく雲が退いてきた。これから挑む浅間山が姿を現す。

アマツバメが猛スピードで舞っている。風切り音がすごい。

この場所、鋸岳でこれから挑む山をしばし眺めるのは、いいコースだ。このコースからの登山が、今後できるようになればよいのだが・・・。


  


鋸岳の先っちょが見えている。様子を見に行ってみたいが時間がない。

この絶壁がJバンド。とんでもないところを降りていくのだが、ちゃんと道があるのだ。いったいどうやってこの道を造ったのだろうと思う。完全に自然ではなかろう。

イワヒゲの花が咲いていた。純白で、とても可愛らしい花だった。


  


Jバンドの恐ろしい絶壁の道は、ほんの5分くらいで終わる。その後広がる広大な地形に心癒される。

西井さんが足元の石ころをどけて、この下は焦げた跡ではないか?と仰った。わからないがとりあえず撮っておいた。

ぐるーっと回って、やっと浅間山登山口へ。ここをショートカットするルートを作ってほしいと思っている。


  


浅間山に登る最中、振り向くと眼下に広がる巨大カルデラの地形に思わず見とれてしまう。この低木草原が広がる広大な地形は、なんだか中央アジアを感じさせるものがある。人類は6万年前にアフリカを出て、4万年前ごろ中央アジアで育っていた。この地形を見てどういうわけか安心するのは、かつて大陸で遊牧民として暮らしていた私達の血の記憶によるものなのだろう。

浅間山への斜面は、結構きつい。上についたところが前掛山かと思ったらそうじゃない。まだあるのだ。まずはひと休憩。


  


前掛山に進むと、小諸市が設置したシェルターがあるのだが、これが凄いことになっている。先の中規模噴火の噴石で、ペッシャンコ。人間が入っていたら…と思うとぞっとする。しかし、実際には噴火間近の浅間山は、恐ろしくて恐ろしくてとても登山などできないらしい。毒ガス臭いは音や揺れやら…その地球のメッセージを感じ取れずに登ってしまった大ばか者は、死んでもらった方がいいだろう。どうせそういう阿呆が地球をおかしくしてしまっているのだから。

いずれにせよ。シェルターなどこの距離では全く役に立たないということだ。


  


進むと、前掛山の旧カルデラ絶壁が迫ってきた。ううっ、また高いところ…。でも凄い風景だ。

途中、これまで見た中で最大のクレーターがあった。直径5メートルはあったと思う。これでは、あんなシェルターなどいちころだわ。


  


進むと、前掛山の旧カルデラ絶壁が迫ってきた。ううっ、また高いところ…。でも凄い風景だ。

途中、これまで見た中で最大のクレーターがあった。直径5メートルはあったと思う。これでは、あんなシェルターなどいちころだわ。


  


前掛山山頂到着。この辺は少しガスってしまって残念。足元の黒斑カルデラはちょっと見えた。

登頂記念ウッドタッチ手形には、「下山は必ず小諸口へ」と書いてある。なんとか早く、嬬恋口をつくりたいものだ。