本白根山探勝歩道下見

嬬恋村インタープリター会では万座ホテル聚楽様より200名の本白根山探勝歩道引率ガイドを依頼されている。私は当日は参加しないのだが、今日の下見会には、ネイチャー木村のインタープリテーションネタを伝授しようと、参加してきた。

昨日の雨で木道が濡れていて大変危険な状態。最も危険だったのは、登り始めてから40分後くらいにある、片斜面立地の長い木道。ここで二人滑った。つるっつるの木道だった。

二番目に危険だったのは、白根沢に近い、硫化水素ガス臭がややする場所。ここでは階段と地面との距離もあり、転がり落ちたときの怪我を予感させる。前川さんは階段を避けて脇を歩いたが、これが正解だと思う。

私も昨年、雨の中、本白根山探勝歩道をガイドして参加者が転んで骨折する事故があった。今回は下から登るコースなので、滑って転ぶ危険は少ない。とは言え、このつるっつるの遊歩道である以上、雨の日は、このコースのガイドはやめた方が良いと思う。


  


下から登るコースは私も久しぶりなので、新鮮な気持ちだった。

1時間ほど歩いたところにある、倒木がつくった穴では、ヒカリゴケがとても目立っているところがあった。こんなに大きく、間近に見られる場所は少ないと思う。

トウヒの大木は、根が大きく盛り上がることがある。その際に、横によりも縦に伸びているような気がする。熱帯にある超高木の板根(ばんこん)を思わせる。上手に大きくなるものだ。

コマクサ平のおなじみ、白いコマクサは、歩道にとても近いところにあった。昔よりも近くなったように見えるのは、新しい株なのか、それともカメラが良くなったからなのか?