野鳥の森ネイチャーウォッチング



軽井沢ピッキオの「野鳥の森ネイチャーウォッチング」に参加してきた。
http://www.picchio.co.jp/nature_events.html

エコツーリズムを世に知らしめ普及していく過程においてピッキオの活躍は大きい。私も強く応援している。今日は、学生の頃万座でサブレンをしていたことのある小林菜々恵さんがガイドしてくださった。

オヤジギャグ100連発の会社団体ご一行様約10名と一緒になり、この軍団をガイドするのはやり難いだろうなあ…と思ったがそこはベテランの小林さん、なんなくこなしていた。さすが万人単位で案内してきた人は違う。

紅葉真っ盛りの中、ネイチャーウォッチングを楽しんだ。


  


いきなり見たことのない実がついているので質問したかったのだが、今日は騒がしいのと一緒になってしまったので、どうも聞き出すタイミングがつかめない。仕方がない、帰ってから調べることにするか。

この不思議な形をした実は、コクサギ(ミカン科コクサギ属)の実だった。この後、茶色くなりロケットのように種を飛ばす。http://goo11jpn.hp.infoseek.co.jp/AAAkokusagi_tobasu.htm

解からなかったのでコクサギ型葉序と呼ばれる特殊な互生を確認できなかったのが残念だ。

この道にはけもの道がずいぶんある。写真では立体感が出にくい。撮れているだろうか。


  


沢沿いにはイノシシのぬた場がずいぶん見られる。このあたりではみんなイノシシなのだという。私のきのこ畑である嬬恋牧場奥でも同様に水場にぬた場があるが、あちらのはカモシカの仕業のように見えた。副蹄が見つからなかった。カモシカも水場でぬた場を作るのかどうかを今度じっくり確認しないといけないな。今年はもう勘弁。来年にしよう。

子供の参加者が、水たまりでオタマジャクシを拾ってきた。ヤマアカガエル(アカガエル科)だという。ここの湧き水は温度が低いが凍らないため、オタマジャクシのまま越冬するものがいるという。写真のものも足が生えかけ状態だ。このまま冬を越すのだろう。


  


アブラチャンの実も、はじけて種を飛ばすのだという。今日は、中を割って見せてくれた。エコロジストを気取っているとミニマムインパクトが日常的になり、案外、こういうことは言われないとやらないものだ。どれどれ。

中を割ると、真っ白くなっていた。和名の由来は、昔これを絞って灯に使う油を採ったことから来ている。今日はアカネズミがこの実を食べている話を聞かせてくれたので私も調子に乗って食べてみた。ぐへえ、なんつー味だ。

口直しという訳ではないが、最後は村民食堂でランチを楽しんだ。硝子のコーヒーカップを初めて見たので撮っておいた。