山田牧場〜雷滝コース



山田牧場からさらに雷滝に下りるコースを開拓していく。しかしいきなり見たことの無い植物が。どうもキキョウ科の植物のように見えるが、山野草ではなく園芸種のようだ。私の図鑑では見当たらない。

コース始めは舗装が所々あって興ざめであるが、お陰で昨年豊作だったブナの殻斗がずいぶん散らばっていた。自然のレクチャーには使える。

シャク(セリ科シャク属)の花が咲いていた。


  


足元にはクルマバソウが目立つ。

はっと目に飛び込んだ鮮やかな黄色はチチタケ(ベニタケ科チチタケ属)。傘を少し割ってみると白い乳液が出てくる。舐めてみたが少量だったので味はわからなかった。

シャクジョウソウ(イチヤクソウ科シャクジョウソウ属)がずいぶんある。色でわかるように腐生植物。漢字では錫杖草と書き、杖のようなところから名前が来ているらしい。


  


ツクバネソウ(ユリ科ツクバネソウ属)の実はずいぶん大きくなっていた。

コース下部は渓流を何度か横断しながら下りていく。天然のワサビがずいぶんあるので、匂いを嗅がせてあげたい。

出口にあった大きな樹の根は、周りの岩石を掴んでいるとも言えるだろう。樹が地すべりを抑えているのだ。