本白根山探勝歩道

雨の中、ポニーツアーご一行様20名様を本白根山探勝歩道をご案内した。雨の中、よくぞ頑張って歩いてくれた。

白根山の駐車場で餌付けされたカルガモがご飯を食べている。とても気に入らない。どうしてこういう人間と野生動物の関係がおかしくなるような事をするのか?

コマクサの葉に混じって濃い緑色の葉が見える。これはハイマツの赤ちゃん。かたまって生えてきたのは球果がまるまる土に埋もれていたからなのだ。きっと、リスやカケスが土中に隠したものなのだろう。哺乳類や鳥類は種を散布することによって完全に森林生態系の一部となった。こんな光景からでも「共生」というものを感じることができる。そして、本白根山頂付近のガレ場は、植生が乏しく一見不毛の土地に見えるが、こんな吹きっ晒しの風衝地だからこそ、雪があまり積もらないので貯蔵するのに最適なのだ。自然を見るときには人間の都合だけではなく、さまざまな生き物との相互関係をよく見つめることが大事なのです。