朝日山ゲレンデ付近



朝日山ゲレンデが終了したところで、朝日山を周遊するコースを一考するため山に入る。

朝日山を周るのであれば本来は法性の滝上部から入るのがベスト。あそこにはいいコメツガ−トウヒ極相林がある。しかし現在道路除雪中のため近寄れないので波乗りコースを進む。右下に美しい森が広がるが樹には少し遠い。ツリーウオッチングには向かなく、森の芳香を楽しむこともあまりできない。

山頂付近ではとても4月6日とは思えない樹氷の風景となっていた。


  


白根山地蔵峠が目前にせまる。この地蔵峠に登った時の帰りのコースを模索している。

万座川上流を覗き込んだが…ヤバイ絶壁だ。ここに人を連れてくる訳にはいかない。

後半、少し森に入れる場所があり入ってみたが、あまりいい森ではなかった。一部キタゴヨウの大木とコメツガ幼樹のセットになっている場所があり、そこだけは森の遷移を感じれて良かった。キタゴヨウの大木が残ったのは、建材に向いていないからではないか?江戸末期から利用されてきた日進館付近では、行く度となく建替えがなされただろう。その際に付近の木を伐って製材したというから、キタゴヨウは伐られなかった可能性がある。

ぐるっと歩いてみての感想は、朝日山は、ある程度緩やかで歩きやすそうなコースはほとんどゲレンデとして開発されているということだ。急峻な谷地、崖、硫化水素ガス発生地点を残すのみと言ってもいいだろう。白根山地蔵峠へは、やはり県道466号線か法性の滝上部から森に出入するコースがベストなのだということが解った。