万座ハイウェー今

気になる植物がいくつかある。ついでなので万座ハイウェーの花を。

まず料金所より下ではヘクソカズラ(アカネ科ヘクソカズラ属)が。しかし名前のつけ方にも程がある。

つづいてアサギマダラの食草イケマ(ガガイモ科イケマ属)。恐らく夏のアサギマダラの大群はなにも渡って来たものばかりではなさそうだ。となりの須坂市では杉林の中のイケマで幼虫が確認されている。

まずは今日のお目当ての一つ、オケラ(キク科オケラ属)の今の様子。だいぶ花の形になってきた。山菜としての新芽はおろか蕾、花、そして花が枯れた後まで美しい。価値を感じる。凄い植物だ。


  


ネジバナ(ラン科ネジバナ属)は8月の花。涼しさを感じる。

タカトウダイ(トウダイグサ科トウダイグサ属)は目立たないが茎や葉に白色の乳液を含み、皮膚につくとかぶれるので注意。

気になっていたのはC24のカーブの木。毎年素晴らしい紅葉になる。今日車を下りて実を見てみるとツリバナ(ニシキギニシキギ属)だった。あれ?こんなに大きくなる木だったかな。


  


もう一つ気になっていたのはこの木、オオツリバナ(ニシキギニシキギ属)。春に見たとき花の花弁が4枚と5枚のものがあり困ったが、実の裂け方も4、5裂するものがあるようだ。長谷川さんはヒロハツリバナと交配しているのかも・・・とおっしゃったが全く不明。

オヤマボクチ(キク科ヤマボクチ属)の花が咲いているようだ。と言うのは、どこまでが蕾の時なのか解らないから。

キオン(キク科キオン属)の舌状花はふつう5個。やや不定にねじれるところに特徴あり。


  


今年も、センジュガンピ(ナデシコ科センノウ属)に逢えて良かった。もう花期も終わりに近く、危ないところだった。この場所はちょっとやそっとじゃ教えられません。今のところ嬬恋では万座でしか見ない。

カメバヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)が近くにあった。葉の形に特徴がある。長野県高山村でもこのカメバヒキオコシとセットでセンジュガンピが見られた。

夏は清流沿いのソバナ(キキョウ科ツリガネニンジン属)がいい。なんと涼しげな風景か。