万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー 団体様ご案内
昨日に引き続いて、神奈川県からの団体様、合計18名様を万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳(2,160m)にご案内してまいりました。
万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_yugama01/index.html
ご宿泊の万座温泉日進館(旧万座温泉ホテル)様を8時出発です。
長野県道・群馬県道466号牧干俣線をまずは上り、途中から万座の天然林に入ります。今日は、ゆっくりペースの中高年のお客様に合わせて、最もタフな展望ルートではなく、かつてご案内していた傾斜の緩いルートをとりました。
それでも、シラビソ、トウヒ、コメツガなどの大木や、チョウセンゴヨウの木もあり、樹木観察も十分楽しめます。
国道292号線の看板前で。ずいぶん、積もりましたね。
国道292号線では発達した吹き溜まりの高さに驚愕。4m近くに発達していました。しかしその後、2,100mを越えたあたりから、風雪が強まってきました。
視界も悪くなり、湯釜は、なんとかギリギリ見える位。(南岸低気圧のせいで)南東の風なので顔をこちらに向けるのが一苦労!早く撮って〜!
百メートル先も見えなくなるホワイトアウト状態。気温が高いので続行しました。
湯釜から地蔵岳まではほんの15分位なのですが、今日の天候ではもっと長く感じられましたね。皆さま、お疲れ様でした。達成感溢れる、最高の表情ですね。
地蔵岳から下山中、ザックカバーが風でピュ〜っと。追えるところで止まって良かったですが、諦める選択肢もあります。隊列から離れてホワイトアウトになったら大変です。そういう事故の事例を詳しく知っている方だったので見守っていましたが…
帰り道、国道292号線の吹き溜まりの低いところを通ってみましたが、やはり、風はなおのこと強く感じました。風が抜けるところですからね。
そして、先日(2/27)下見の際に、道路が雪で埋まり危険な急崖大斜面となってしまっていたところに出ましたが、やはり新たな雪で埋まっていました。しかし、一度道を作っておいたので表面の軽い雪を除去するだけで道が現れました。
一週間前、道を作っておいて本当に良かった。雪の中、5分程度お待たせをいたしましたが、本来ならば20分以上かかる作業でした。
帰りは、別の尾根から下ります。スキー経験のないお客様にとって、スノーシューで滑りながら急斜面を降りるのはうまくいかない様子でした。テレマーク姿勢で降りると楽だと思います。
昔の万座温泉スキー場のコース標識が出てきました。半世紀前のもの?
枝ぶりのいい針葉樹の下で、降雪を避けて昼食。天気は悪いですが手が凍えるほど冷たくはありません。春が近いのです。
このような大雪の日でも団塊世代ゲストの団体様を万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳にお連れできるのは、信頼できるガイドパートナーのおかげです。本当に感謝しています。
展望所に来ました。ここは、大きなダケカンバの樹が適度の距離で立っていて、とても感じのいい場所です。いつもとは違うコースですが、思わずその中に滑りたくなってしまいました。
あー この楽しさ、知っちゃいましたね。もう病みつきになりますよ。
この斜面は最後までこんな感じでした。いつもは降りてくる午後の時間には気温が高いので、あまりそり遊びはできないのですが、今日は積雪の中に滑る層があって長く尻滑りができました。この斜面はバックカントリーでもかなり気持ちよさそうです。
これからは天候も良くなってきますし、このコースが最も気持ちいいスノーシューコースになりそうですね。
万座温泉から白根山湯釜と地蔵岳スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/manza_yugama01/index.html