桟敷山フォレストセラピートレッキング下見



(2011-07-28のできごと)
7月31日に実施される「つまごい祭りwith キャボス会議」で行われるつまごい祭り記念エコツアーでは、当協会が群馬DC用に設定したイベント、【桟敷山フォレストセラピートレッキング】を実施する。その下見に行ってきた。







  


昨年、嬬恋村役場および有志で立てた看板。中村さんの手作りだ。
初めの階段を登ったとたんに、とても甘い香りに包まれた。何の花の香りだろう?




  


クガイソウにはたくさんの昆虫が集まっていたが、いいや、この香りではない。
あ、これかも。ノリウツギの花。今日嗅いだ花の中では、ノリウツギが一番甘い香りだった。




  


アサギマダラが吸密しているのはヨツバヒヨドリ。この花もかなり甘い香りがする。しかし今日はまだあまり開花していない状況。桟敷山のヨツバヒヨドリはまだこれからのようだ。




  


桟敷山登山道を歩く。この道は、実際にはさっさと歩いてしまえば1時間位で山頂に着いてしまう。フォレストセラピートレッキングでは汗はかくのでは無く、にじむ程度にしたい。ペース配分に気を配りながら進む。
ダケカンバの老木は味がある。いろんな樹木をウオッチングしながら進む。




  


やがて、昨年名前を募集していたカラマツの天然変形樹に着く。ここまで来れば山頂まではもうひと踏ん張り。笹も刈ってあるし。ここで私なりのおもてなしをしたい。


樹木の根元に寝転がって上を見上げてきたが… んー、あんまり癒されないな…。たぶん、変形樹のため樹木の高い位置まで見渡せないので、圧迫感を感じてしまったのだろう。




  


桟敷山山頂からの眺めはなかなかのもの。祠のあるあたりで100%植物だけのセラピー弁当を食べる予定。




  


山頂で折り返し、少し降りたところから桟敷山展望所へ。200m位進むと、




  


桟敷山展望所へ到着。今日は快晴では無かったが、それでもここからの眺めは素晴らしい。嬬恋村の太鼓岩とも言えるこの場所は、新たな名所になる。この岩に名前を付けてあげたい。




  


この付近から、小桟敷山に抜けるルートを検討中だと聞いていたが、笹刈がなされていたので行ってみることにした。入り口はなだらかに見えたが、あっという間にどうにもならない急斜面へ。桟敷山登山道もかなりジグザグの登山道だが、ここもそうデザインすることになるのだろう。




  


ゴヨウマツの大木が森を見下ろしている。
途中から、笹が無くなり、鬱蒼とした雰囲気になってくる。




  


最後は険しい岩場が長い年月を経て森林に遷移したところを通る。この雰囲気はとても良い。迷いの森というか、森の迷宮というか…。私の好みだ。

思っていたよりっもかなり長い時間がかかり、ようやく小桟敷山登山道へ抜け出た。




  


…しかし、こんなに小桟敷山登山道の下の方に出るのだったら、わざわざ道を開ける必要があったのだろうか?桟敷山展望所付近からは、小桟敷山山頂を目指せるルートの方が需要が高いと思う。そのWトレッキングが容易なコースをつくった後で、桟敷山周遊コースとしてここを開けるべきだと思うが…


なーんてことを思いながら、カモシカ平を歩いた。夏の花がわれ先にと開花しようとしている。7月31日には、どの位開花が進んでいるかな?




浅間・吾妻エコツーリズム協会の
桟敷山フォレストセラピートレッキングはこちら
http://ecotourism.or.jp/shinrinyoku/sajikiyama_asagimadara.html