大前八十八夜祭



Aコープに買い物に出かけたら、大前地区一帯にお祭りの吹き流しのようなものが飾ってあった。そうか、前に初男さんから聞いたことがある、大前の八十八夜祭の日だ。隆吾さんの家に電話したら、代わりに奥さんが出て、まだ獅子舞はやるそうなので、さっそく見に行ってきた。




  


大前活性化センターに行くと、「○○様より金●万円いただきました〜」とか言って祝儀袋を掲げている。ああ、これも滝沢潤二さんから聞いたことがある。獅子舞を披露してくれたお礼に見物者が渡すのだという。集まったお金が獅子舞の保存及び八十八夜祭の継承のために使われている。







  




屋台を引いて次の場所へ。大前区内7か所に屋台と獅子舞が一緒に巡行し、獅子舞は披露される。それは”道びき”と言われている。
大前の国道は狭いので大人たちがしっかりガード。おや?屋台でおやすみの方が。この方が太郎さん。廃れた獅子舞を見事に復活させた張本人。つかの間の休息中です。




  


中央食堂前に到着。凄い人出だ。各巡行所では茶菓子等が振舞われ、関係者たちが一息入れる。




  


いよいよ、獅子舞の披露。待ってました!
小学生の「小獅子」中学生の「中獅子」、合計で三体の獅子舞。







獅子舞は全部やると45分間くらいあるらしい。今日はそのうち30分ほどを披露してくれた。
中に入っているのは子供たち。「まーだまーだ」がんばれ!







良かった良かった。長い踊りをよく覚えたね。本当に偉いわ。20数年前から大前で床屋を経営する太郎さんが伝統文化の継承のために子どもたちに教え始めた。その子供たちが大人になっても八十八夜祭には故郷に帰ってくる。大人たちも、おじいちゃんもおばあちゃんも一家総出で子どもの獅子舞や囃子方の演奏に見入り聞き入る。年々賑やかになっていき、人びとの繋がりが確かなものになってくる。素晴らしいことだ。




  




獅子舞が終わると、婦人会や若妻会が中心となり、民謡と踊りが行われる。東京音頭佐渡おけさ草津節も謡われていた。


このお祭りは地元民でコンパクトに納まっていて、とてもいい祭りだ。しかしせっかくなので外からのお金が落ちる仕組みにしてほしい。里山の伝統年中行事として一見の価値がある。かつては出店も出ていたが、国道がせまい事もあり禁止してしまったそうだが、なんとか方法は無いだろうか?


とりあえず、私のブログでは宣伝させていただきますね。