野生きのこのつくり方 (林業改良普及双書 110)


野生きのこのつくり方 (林業改良普及双書 110)


  • 小川真(著)
  • 価格:¥969
  • 出版社:全国林業改良普及協会 (1992/03)
  • 発売日:1992/03
  • 商品の寸法:16.6x11x0.6cm



野生きのこをつくる?人工栽培ではないから、野生というはずなのだが…?と思って読んでみると、要するに本書は、一般的な現在のハウス栽培以外の方法で、野生のきのこから胞子や菌糸を摂取し、主に野外で天然に近い状態で栽培を試みた実験集…というものだった。



思ったよりもさまざまなきのこが栽培を試みられているのを知った。ムラサキシメジ、ハタケシメジ、ホンシメジ、ハナイグチ…などなど。確かに、ハウス栽培ものよりも天然もののマイタケのほうが遥かに美味いし、エノキタケにおいてはどうやったらあんなに変わってしまうのかと思うほどである。ぜひ、この技術が上がってほしいと思う。



最初の章できのこの出方、菌糸、菌糸束、根状菌糸束、きのこのからだ、働き…などの説明があり、次に各きのこの発生と栽培状況について詳しく実験結果が記されてある。シロの説明が気に入った。そして最後にはまだ栽培ができていないきのこの紹介などがあった。



私も、美味いきのこを栽培して一攫千金を狙ってみたいものだ。