人体スペシャル 脳の地図帳 (大型本)


人体スペシャル 脳の地図帳


  • 原一之(著)
  • 出版社:講談社(2005/1/20)
  • 価格:¥4,200(税込)
  • 大型本:134ページ
  • 発売日:2005/1/20
  • 商品の寸法:29.6x22.6x1.6cm



脳の構造を、大量の図表で解説したカラーの「地図帳」。発生学を基礎に、脊髄の初期発生から、脳が構築される順を追って構造を解説している。著者は神経解剖学者。



正直、私が深く理解できるような本ではないのだが、嗅覚と脳の関係をもうすこし説明できるようになりたい。そのために購入した。



終脳(大脳)は本来嗅覚の脳(嗅脳)として発生した。ついで脊椎動物の高等科にともなって終脳もさらに発達し、嗅脳からこれと関連のある機能、すなわち本能や情動といった反射的な働きに関与する辺縁系と呼ばれる場がまず分化する。そして最終的には、もっとも高次の情報処理を行う新皮質が生じる…とある。そうそう、こういうことを専門書から引用したいのだ。



最初は「ゲ!とてもついていけない…」と思ったが、最後まで読みきると、何とか脳の発生からの過程を一通り解かったような気がする。この本は、今後、森林浴とアロマテラピーの効果をお話しするような講義を行う前になるべく読み返しておきたいと思う。