千ヶ滝下見



千ヶ滝別荘地自然観察会の下見。千ヶ滝別荘地というくらいなのだから、やはり千ヶ滝に行った方が良いのかなと…。滝の癒し効果、マイナスイオンというものがどのように働くかは知らんが、みんなそう思い込んでいるし。

地理を全然わかっていない私は、セゾン美術館に車を止めて歩き出してしまった。いつまでも続く車道。えーこれじゃあハイキングにならないよー!と騒ぐ勘違いインタープリター。

道路沿いの植物を観察しながら進む。ウワミズザクラは、当日はきっと熟しているだろう。これを摘んで食べてみるかな。ツキノワグマは、道路沿いのものまで食べてしまうだろうか。


  


ボタンヅルは、草本なのによく伸びるツルだ。当日、いくつか花は見られるだろう。

チョウセンゴミシが結構あるなあ。これ、生で食べたら凄い味だったんじゃないかな。よし、それ採用。

ヒノキが結構あるようなので、匂いをかぎながら進もうかな。


  


今日は中国のソーちゃんを連れてきている。片道30分のハイキングのはずだったのに、1時間オーバーさせてしまった。このオオハンゴンソウは中国で見たことあると言っていた。へえ、中国にも?心なしか異国のものどうしで写真がマッチしているような気が…。

その近くで蔓延っていたのはカワミドリってこんなだったかな…と思って帰って調べたらオオブタクサ。一年草でこんなにでかくなるんだから日本在来種はかなわない。

山菜でも利用されるハナイカダは、浅間山の北側にはあまり多くない。しかしこの辺では結構あるのだな。黒く熟した実は、果実酒等で利用されているようだ。食べときゃよかった!


  


途中にあったイベント広場。期待して様子を見に行ったが、日陰にもなっていないし、川のせせらぎも無し、象徴的な樹木もない。ここは私は使わない。

カラスアゲハが、ずいぶん多かった。しかもここのは人間に慣れているような気がする。


  


オトコエシは結構あったが、オミナエシは見なかった。

しかし滝も結構遠いぞ?自然観察&寄り道しながらだからなのだろうがいったい滝はいつ出てくるのか?解かった!この連続してある小さな滝が千個くらいあるので千ヶ滝というのではないか!?…などと勝手なことを言いつつ、それでも案内板が続くので先に進んだ。


  


最後の急な階段を上って、ようやく滝に到着。結構な人数が来ていた。滝の下で子供を水遊びさせているお父さんもいた。

帰り道、地層が露出しているところをみると軽石が凄い。9/11浅間火山学習会で学ぶ内容が、この観察会で役に立つかも。披露できるかな?

ハルニレの枝分け目のところから出ているのはシラネセンキュウか。


  


三つ又の樹は象徴的だ。綺麗に扇形に分かれている樹があった。使えるかなあ。

千ヶ滝遊歩道スタート地点付近まで戻ってきた。やはり最後はこの橋の上で景色を見ながら篠笛を聴いてもらおう。

そして大失敗の長い道路を下る。このせいでお昼ご飯は車内でパン食となってしまった。今まで根元にしか見なかったカイメンタケが、地上3m位のところに持つカラマツがあった。えーなんでだろう?根株心材腐朽菌のはずだが…。