万座山草園 今日の様子

ニッコウキスゲの花はとても良く目立つ。本当はもう少し違うところに群生させたいのだが、花が少ない今しばらくの間はとりあえず一番目立つ真ん中に置いておく。

ネジバナは、マナーの悪いお年寄りにすぐ摘まれてしまう。だからこうして一本一本札を立ててやった。

裏の湿原のアヤメを確認。おお!このアヤメはヒオウギアヤメではないか!早速新しい湿原に移植しよう。


  


土屋功さんが期待して渡してくださった希少種、ミヤコアザミ。…しかしよく見ると、もうウサギに食われている!

黒岩隆吾さんのヤマユリも。そして小林勝三さんのホタルブクロ、最後の一本まで…。

忙しくてウサギの捕まえ方を考える暇も無かったのだが、こりゃあ、何か方法を考えるしかないな。忙しいので手っ取り早く死んでもらいたい。誰かいい方法教えてくれた人に1万円差し上げます。


  


さて、ウサギのことを呪っている暇は無い。早速、ヒオウギアヤメの移植に取り掛かる。その前に、万座熊四郎山湿原のアヤメは何だったのかを知りたい。あそこで群落となっているのならば、この山草園湿原でも大丈夫だと思う。その前に去年取り蒔きした種が何なのかを知っておかないと。

行って見て良かった。とても二度と行きたくないような場所だが、ヒオウギアヤメだと確認できた。これを増やそう。

途中にあったウラジロヨウラクの色合いの素晴らしいこと。来年は、この種もゲットし取り蒔きしてみよう。


  


去年、種から仕込んだものが、もうポットの鉢に植え替えの時期になっている。私は、売ろうとしている訳のではないので、これを順じ花壇に入れていくのだ。

まずはセンジュガンピとカメバヒキオコシ。万座の沢で野生状態では、この二つはセットで見られた。だから同じようにしてやろうと思う。相性がいいのかも知れない。

箱の半分を植えて、あとはとりあえず土を入れておいた。


  


次に救済すべきはハナイカリ。階段のところに置いていて冬を越したもんだから、箱がグシャグシャ。歪んだ溝に種が落ちてしまい、そこで発芽している。これはもう無理かもしれないが、この段階で花壇に入れてやることにした。

このハナイカリの種はR292、国道最高地点付近で採取した。乾燥と直射日光に強そうな種と思って期待していたのに…。
たのむー、なんとか生き返ってくれー!