万座山草園 湿原の環境づくり

万座山草園の湧き水が出ているエリアは、水溜りと湿原の環境を作りたいと思っている。

人間がつくった湿原など本来の湿原ではないのだが、ここは山野草園をつくっているのである。湿原は万座の特徴のあるビオトープのひとつ。ワタスゲやハクサンチドリ、マルバタケブキ、モウセンゴケウメバチソウ…見せたいものがたくさんあるのだ。

ところどころに、作業の際の踏み石を設置した。昨日の大雨で盛土した褐色森林土がかなり洗われて、分解していない木部組織が表面に出てきている。しかしそもそも湿原とはあまり分解していない植物層であるから、このままで問題なかろう。

困ったのは手前のエリア。森林土を持ってくるには覆いたい部分が多すぎる。玄関脇の土手が崩れ、B層が露出してしまったところから土を運び、その上に褐色森林土を乗せる。この作業も時間かかるだろうなあ。