天然カラマツ母樹林エコツアー

クラブツーリズムの亀井さんが、新館「湯房」の下見に来てくれた。お連れさんはおお、懐かしい、大沢千夏っちゃんではないか。いやあ、7年ぶりかな?エコツアーに参加したことがないようだったので、得意の万座カラマツ林にお連れした。

左の写真はピンクウエアーが亀井さん、赤ウエアーが大沢さん。ネイチャー木村得意の森匂いを嗅がせているところ。
仁王松でハイ、チーズ。このところの連続降雪で、この松でこんな記念撮影ができるようになった。

龍顔の松をじっくり見ると、細い枝が太い枝を貫いているように見えるところがある。しかしなんつう生命力だ。ひこばえができるのは母体が危機であるのか、生命に溢れているかのどちらかであるが、この天然林では、完全に生命力の現れであることがわかる。3月30日は、参加者にそんな話をしたいと思っている。

強い個性は、隠そうとしたって隠せるものではない。どう足掻いたって姿形を現してくる。それは進化の可能性でもあり、個性を封じ込めることはすべきではない。だって私達は、紐解けば誰だって生命に満ち溢れているのだから。

他の人と違って当然。胸を張って堂々と、個性を見せつけて生きてほしい。自由に、のびのびと、あるがままに。


  枝打ちの跡がはっきりとわかるカラマツ中径木が枯れていた。恐らく、母樹林の機能を果たしていた頃、乱暴に枝打ちして枯らしてしまったのだろう。50年前か、もっと前か。

今回は研修会と逆コースを取った。元々、私の発想はこうだったのだ。本当は白根沢を越えてシラビソ林を歩きたかったが、沢を越えなくてもまずまずのコメツガ−トウヒ林があった。気づいたことだが、コメツガのフィトンチッドもなかなかのものだった。

多雪の翌日は積雪のモンスターを見上げてみたり、木の枝のトンネルをくぐったり…3月30日も逆コースで行こう。