企画の手法を学ぶ 講座

かねてから、嬬恋村インタープリター会会員に対し、企画が自分で作れるようになるための講座を行いたいと思っていた。当会が持続可能な団体として継続していくためには、しばらくは専門の事務職員を雇用しない体制のまま進んでいかなくてはならない。事務職員の給料を捻出するためにガイド料を値上げしたり、危険で無謀なガイドを請け負ったり、会費を増やすというのは、本来私たちがしたかった事ではない。やがてインタープリテーション受託事業や会員が増えすぎた時、やむなく職員を置く日が来ることもあるだろう。それまでは各会員が自らの夢を企画立案・コーディネートし、イベントなどで事業化することで、『夢実現の会』としての位置づけが丁度良いと思っている。このイベントも、「職員を食わせるために利益を追求したイベント」になってしまったら、なんと味気ないことだろう。持続可能な理想社会から離れ、利益経済重視の活動が地球リズムに歪みを生み出し、心地良い全ての環境風景を台無しにする。需要のままに、その程度範囲でやっていくから持続可能なのだ。

そんなわけで群馬県多文化共生室の大田祥一様は、群馬県で長年企画をご担当してきた方である。グリーンネットやぐんまGTサポーターのお付き合いで、今回の話をお受けしてくださった。同様の講座をキープ協会ピッキオに依頼すると○万円の講師料がかかるのだが、群馬県の出前講座はなんとただ!なんつうありがたいシステムだろうか。

初めのアイスブレイクで手品とは恐れ入った。これははっきり言って使える。その後、付箋を使いグループワークでワイワイガヤガヤと。合意形成の大切さ、プログラムについて等を学び、午後からは具体的に企画の作り方を学ぶ。夢を、想いの実現の仕方を学ぶのだ。この後、個々にシートに、想い、マーケティング、ポテンシャル、コンセプト、事業計画等を書き出し、その企画内容を事業計画書にまとめ、最後に発表会。私の企画は『道楽道日』とした。参加者からは『道楽Do華』なんていいんじゃない?との声があったが、今考えると『道楽道場』にしたら良かったと思う。今回は時間が足りなくまとめきらなかったが、いつか実現したいと想っている。

初めての試みとなった『企画の手法を学ぶ』講座。できれば毎年やりたいと思っている。