西洋の3大インテリジェンスをのみこむ本
- 滝沢正彦(監修)
- 単行本:347ページ
- 出版社:東京書籍(2000/10)
- 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2.4 cm
- ¥1,785(税込)
「一冊でのみこむ」シリーズ。5冊目に入る。本書では、西洋の3大インテリジェンスを、
?ヘレニズム(古典古代、古代ギリシアとローマ)文化
?ヘブライズム(ユダヤ教、キリスト教などの一神教)文化と聖書
?シェイクスピア
に分けている。読んだ感想としては、このシリーズはショートエッセイ風にお話を寄せ集めるシリーズだったので、あまり掘り下げた内容は必要なかったのだが、わざわざ3つに絞ってしまうと、さすがにもう少し詳しい記述がほしくなってしまう。ギリシャ神話で星座神話が出てくるのだが、星座の本に書いてある物語から比べるとやや物足りなかったり、聖書の説明でも、何度か読んだことのある人なら、「その裏にもっと何か別の事情もあったはずだ」と思ってしまうことだろう。
私にとっては、シェイクスピアがまさか西洋の3大インテリジェンスに抜擢されるとは思いもよらなかった。シェイクスピアの知識は全くなかったので、最後の章は参考になった。しかし残念ながらもう一度読みたいとは、とくに思わない。