日本興業別荘地下見



トキワ松学園森の教室が終わったところで、日本興業別荘地での自然観察会の下見を始める。とりあえず今日は、管理事務所から赤坂さん家まで歩いてみることにした。

いきなりアカハラ(ヒタキ科ツグミ属)が藪の中でバタバタやっている。数もかなり多い。渋峠−芳ヶ平湿原のコースで樹冠の高い所でさえずっているあのアカハラが、ここではツグミらしく地面でミミズを食べているのだ。場所が違うとニッチのあり方もこんなにも違うのだな。

水溜りにすっかり埋まってしまっているヤナギの樹。樹種を調べようかと葉も撮っておいたが、種数が多すぎるので止めてしまった。ヤナギの水への強さときたら、ないなと思った。


  


しかしこの付近は水が多い。浅間山の伏流水が、この辺一帯から出ているのだ。鬼の泉水とはよく言ったものだ。

この別荘地の中に、純和風の素敵なお家があった。こんな家に住めたらなあ。

チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)が今は旬。群生していてきれいだ。これは、何かに使えるだろうか?


  


池田さんが教えてくれたのは、このコナラの大木。堂々としていて高さもあり、いい雰囲気だ。この樹を取り囲んで何かやってみたい。

赤坂さん家のほうで見つけたのは、ヒメシロネ(シソ科シロネ属)。群生していてとても良い香りがしている。

ウメガサソウ(イチヤクソウ科ウメガサソウ属)は、よくよく思い出したらぐんま森林インストラクターの田中会長から、以前教えてもらったことがあるのだが、すぐにはわからなかった。ランかと思い探したが解らず、小林さんや大西さんが調べてくれた。