弓池−本白根山探勝歩道下見



明後日のトキワ松学園中学校森の教室の案内のため、ざらっとコースを下見してきた。

ヤチマナコと呼ばれる弓池湿原の水溜りには、小銭が投げ入れられている。これを見て子供達はどう思うだろうか。日本人の根底にある、森羅万象に神が宿る思想を感じ取れるだろうか。

ハナニガナとシロバナハナニガナの競演。どちらも、同じハチが蜜を吸いに来ている様に見える。だとしたら、何の理由、戦略があって別の色に進化したのだろう。ハチには同じように見えているのか?自然界には結構テキトーな状態で通用しているものもある。


  


遊歩道を登っていくと環境省が取り付けたカウンターがあった。

白いコマクサ、まだまだ元気。7月4日に見たときとあまり変わらない。新しい蕾が次々と開花しているのだろうか。

今日は、ハクサンオミナエシ(黄)、ヒメシャジン(薄紫)も満開に近かった。おかげで、コマクサの赤との3色のコントラストを撮る事ができた。


  


歩道最高地点から万座に向かうすぐのところは、少しの間、薄暗い低木林を歩くことになるのだが、その間にあったこの樹は、いつも見るハナヒリノキと少し違うよう見えるがどうしたものか。この近くで前に見たミヤマナラの可能性を持つナラは、通行に邪魔だったのか小さく刈り込まれていた。あれでは種の同定は無理だな。

すぐに白根沢と万座温泉全景を望む場所に出る。お弁当は、ここで食べるのが気持ちいいだろうな。


  


ちょっと休んでいると、ミヤマモンキチョウ(♀)がやってきた。こんなに近くに撮れたのは初めて。4年位前に芳ヶ平で撮った固体と違ってピンク色が鮮明だ。純潔に近いのか?

帰りにへとへとになったところで、トウヒの根と板根の話をしたって聞いてもらえないのだろうな。