嬬恋高原でスノーシューⅡ



嬬恋高原スノーシュー体験ツアー下見3回目。2回目はカメラが電池切れで撮影できなかった。残念。

しかしツツジが本当にもう咲きそう。いっそのこと当日咲いてしまうのも良いのでは?

どうも、この辺にはイチイ(イチイ科イチイ属)を植えているようだ。イチイは針葉樹にしては葉に匂いが感じられないので、私にとってはあまり好きな木ではない。やっぱ針葉樹は匂いがしないと。


  


この葉は、ツツジ科スノキ属のものに見える。紅葉が良いものを意図的に植えているのだろうか?

とても綺麗なキツネの足跡。資料として良いものをゲットできた。

典型的なカエデの冬芽と樹皮だが、種の同定は時間の無駄なのでやめる事にした。カエデの種類がわかって喜ぶのはマニアだけだ。カエデの話をするかどうかはさて置きとして。


  


この足跡も魅力的。奥はキツネの足跡。重量で雪面にめり込んだか、それとも前の日に歩いたのか…。
手前はテンの足跡。これも綺麗なもの。かかと部分もついており、半蹠行性というのがよく解る。

やはり、この辺の病気のアカマツは、マツこぶ病なのだと思うことにした。
http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp/~yyamaoka/rust/rust_croo.html

クスサンのスカシダワラがある。どうも蛹がしっかりできているように見えないのだが…。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kususan.html


  


ゴルフ場の土手付近は何か動物にめくられたような跡がある。イノシシはもっと派手だし、先日観察したようにリスか、あるいはカケスの仕業なのだろう。しかしその同定方法が今のところ確立できていない。

林縁は、結構動物が頻繁に歩いているようだ。コース内を歩くよりはるかに動物の話ができる。

ここで、どうも遠くの木の枝に猛禽類がとまっているように見えた。折角なのでタカ笛を吹いてみた。…タカ笛の使用には賛否両論ある。日本自然保護協会あたりでは絶対ご法度だろうし、販売しているネイチャーゲーム協会はそう悪いとは思っていないのだろう。参加者にどう思うか聞いてみるのも面白い。


  


このコースでは、浅間山に向かって歩いていくコースがとれる。問題は、折り返し地点をどこにするかだ。

ふと見たこの木は、はじめ何だか解らなかった。ようやく近い場所に稚樹を見つけて緑色がかる樹皮、菱形の皮目、群落の形成からヤマナラシと解ったが、ゴルフ場コース沿いのように光環境に恵まれている場合は、幹は光合成する必要がなく、緑色が出ないのかもしれない。

まさかと思ったがツルウメモドキ。おいおい、ニシキギ科の植物は葉が対生でいてくれないとホント困る。


  


10番ホールと18番ホールの間の疎林は、ちょうど良い木漏れ日具合だ。ここで森林浴効果の立証をしてもいいだろう。

ツグミ(スズメ目ツグミ科)がやってきた。

コース最後にあるクリの木は、使えそうな良い木なのだが、ここに来た時はもう参加者はお腹いっぱい状態だと思う。ここは素通りしようかな。