インタープリターフォローアップ研修会『馬場多久男の冬芽観察会』

今年は群馬県『一郷一学』の補助金を受けることができたことで、冬芽観察の第一人者である長野県伊那市在住の馬場多久男先生をお招きし、冬芽観察会を実現することができた。会場は嬬恋村インタープリター会・土屋茂次会長が経営するログコテージふりーたいむ。

定員30名の予定だったが、申し込みが殺到し37名様の参加者となった。馬場先生の人気が伺える。

先生には「アンプ付きインカムマイク型拡声器」を装着してもらった。この拡声器はYahoo!オークションで¥5,350で購入した。非常にちゃちいのだが、野外イベントではいつ壊れるか解らないし、ちょうど良いんじゃないかな。


  


馬場先生はロングセラー「冬芽でわかる落葉樹」「葉でわかる樹木」の著者で、この業界ではとても有名な方。長野県・群馬県のネイチャーガイドならこの2冊は知っていて当然である。

その馬場先生のこの好奇心と探究心に満ちたこの目を見てくだい。とても寒い日だったというのに、馬場先生の胸の内に燃え上がる赤々とした情熱の炎に、私たちはすっかり温められてしまった。

ふりーたいむの敷地内には、キササゲという樹があった。実はこんな感じ(見えるかな?)。これは中国原産で、利尿・腎炎・浮腫炎に効果があるという。早速、皆でキササゲ茶を飲んでみたが、とても飲みやすく美味しいお茶だった。


  


この後、室内に戻ってスライド上映。往年のプレゼンテイター馬場先生はスライド式プロジェクターを使う。ふりーたいむのログコテージも、37人のセミナーができるではないか!このパターンで、これから活用させていただきたいと思っている。

そしていくつかの班に分かれてワークショップ形式で冬芽の検索鑑定を行う。どの班も、全問正解とまではいかなかったようだ。皆とても熱心で、14時までの予定が15時30分まで飽きずに検索していた。馬場先生もずっとつきっきりで、よく体力が持つと思う。あの情熱にはかなわない。

今回は、小林さんが前日に蕎麦でもてなしてくれたり、土屋会長や住田さんがいろいろ準備してくれたおかげもあって大成功のイベントだった。ああ、補助金っていいなあ…。