ツキノワグマのいる森へ
- 著 米田一彦
- 発行 アドスリー(1999/06)
- 単行本143P
- ¥1,890
ツキノワグマに関する本はいくつか出ているのだが、私は何かのきっかけで本書を選ぶことになった。それがなんだったか覚えていない。
筆者は日本ツキノワグマ研究所代表。ツキノワグマの研究活動に生涯をささげた人物である。HPは更新遅れ、リンク切れなどが著しいが大丈夫か?
日本ツキノワグマ研究所
http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/
前半のツキノワグマエピソードやフィールドノートは良かったのだが後半の捕獲調査の章などは一般人は退屈してしまうだろう。上手な構成とはいえないが、米田氏の長年の研究成果に基づいた背骨と、飾りの無い真摯な人柄が表れた本だった。そして確かな森とツキノワグマと人間を見る目があった。