渋峠〜芳ヶ平〜毒水沢〜草津 下見

今日は10月13日イベントの下見日。YOさんご夫妻、住田さん、杉田さん、そして亀井さんと私でルート下見を行う。

霧と風の中、渋峠から入山する。今日の5時間程の行程で、すれ違ったのはなんと一組だった。そこまで天気はひどくはないと思ったのだが…。私たちはよっぽどの山バカなのか?そうでもないと思うんだけど。

ええっと、サビバナナカマドってなんですか?そんなのあったの?

道祖神は『明治三十三年一月二十三日 右草津道 左入山道』と読める。ここは本当のむかし道なのだ。


  


ツルタケは前にも紹介した。このルートには多い。というかどこにでもある。味はそんなに美味くなかった記憶がある。

朝8:00に出発して、自然観察しながら11:00に毒水沢についた。まあまあの時間だろう。ここで昼食をとる。というか昼食は終わってから食べるはずだったのだが…杉田さんが食べると言い出したら全然聞かない。しょーがない。でも、食ってみてなるほど、ここで食べるのがベストだと思った。…うーん御飯岳でもこんなことがあったが、これからは飯食う場所は杉田さんの腹時計で決めることにしよう。


  


さて、ここからは雑誌『自遊人』9月号に載っていた○○温泉へと沢登りを行う。入浴などはする気も時間もないが、地理的なこと、白根火山のことを理解するにぜひチャレンジしたいと思ったのだ。

はじめは、久しぶりの沢登りにみんな童心に帰り、キツくとも楽しみながら登ったのだが、30分を経過したあたりでとんでもない絶壁が現れる。落差20mの滝が!

横にロープがあったので、笹原と絶壁をなんとか登ったのだが、登るとまた次の壁が!そしてその向こうにもずっと壁が続いている…今回の企画では、時間的にも体力的にも無理。またの機会にすることにした。


  


滝の上から沢を覗く景色もなかなか良い。私は高所恐怖症なのであまり近づけないが…。

滝の下にある緑色の綺麗な苔はチャツボミゴケ(ツボミゴケ科ツボミゴケ属)のようだ。酸性の河川などに見られる。

滝を満喫したので、ルートに戻ることにした。


  


行きはよいよい帰りは怖い〜 沢登りの帰りの道は気をつけて!

ルートに戻り30分くらい下ると、大きな崖崩れの跡があった。当日、雨だったら止めておこう。怖くて通れない。

最後のコンクリート切土のり面にあった紅葉がきれいな植物は何だろう。ツタウルシかと思いきや冬芽がついていない。木本ではなく草本だ。
※どうもツタ(ブドウ科ツタ属)のようだ。つる性の落葉性木本。葉は掌状に浅く裂けるものと完全に分かれて複葉になるものがある。当時の国土交通省が施工を業者に任せて、こうなってしまったのだろうか。今では、こういう地元に無い種を植えることはまずないだろう。