森の本
- 編者 ネイチャー・プロ編集室
- 出版 角川書店(2001/11)
- 単行本175P
- ¥2,625
残念な一冊。美しい写真や情念を揺さぶる詩文は豊富に紹介してある…のだが、最終章【うつろい】では、それらがぴたっと一致していなかったように思う。写真家と筆者が別に動いているような気がする。用語の使い方も少し違っている部分もあった。また、これまでの本書のシリーズ、特に「色の本」などの名書をイメージして購入したため、そのギャップは大きかった。
しかし、それは私が森林に関する文献を読みすぎてしまっているため、森のしくみに気がついた、あの頃の新鮮な感動を忘れてしまっているから…なのかもしれない。
写真集として、詩集としては綺麗な本であることは間違いない。初級者向けの本というべきか。