木材科学講座2 組織と材質


組織と材質

  • 編集 古野毅、沢辺攻
  • 出版 海青社(1994/05)
  • 単行本190p
  • サイズ(cm): 21 x 15
  • ¥1,995


友人の理科教師に紹介してもらった本。本書は木質科学全般の基礎ともいえる木材の組織・構造と、それらと材質の関連について、生物資源科学系ないし森林資源学系の学生や木材を初めて学ぶ人達を対象として、全国の大学の木材科学を担当する教官をネットして著述されたテキストである…という。



内容は専門用語が多く、はっきりいって素人が読んでも全く解からないであろうと思われる。木材組織・構造について森林インストラクター以上のスキルがあれば、なんとか読めないことはないが、実験室で木材を顕微鏡で見たり化学反応させたりという際のテキストであるということを予め承知しておく必要がある。



日本産主要樹材の構成細胞比率や仮道管・道管・木部繊維の寸法一覧は、非常に優れた資料だが私が使う場所はなさそう。P108、P125の木の名前の漢字100字は使えそう。さらに巻末の木材組織・構造の用語解説はたまには使うことになるだろう。