草津森林療法協議会研修会



草津森林療法協議会では今後、ガイドの養成を開始する事になった。「草津森の癒しガイド(案)」等の名前で、なんと60時間ほどの研修を予定している。

布施正美先生(布施医院院長) 草津の温泉療法について 2時間】
「近代医学でや科学で検証できないからと言って温泉が効くかどうか解らないと唱える者がいるが、それは医学者・科学者として思い上がりも甚だしい。伝統的、経験的に効くとされ、文化として続いているものは効くんです。」と仰る布施先生は草津で温泉療法を長く研究・実施されているこの分野の第一人者である。また、こうも話された。
「高温泉は血がべとべとになる、血小板がとげとげになる、38℃半身浴が心臓・血に負担が少ないと血液学者の風説があるが、無菌室で育てた赤ちゃんを外に出すとすぐ死んでしまうように、免疫を強くするためにも刺激は必要だ。」骨のある先生がいたもんだ。

そして布施先生は、神山恵三氏から初めてフィトンチッドの話を聞いたのだという。たまたま持っていた読み始めの神山恵三著「森の不思議」を出したら、なんと神山恵三氏が当時中沢ビレッジ副社長・中沢晁三氏に「フィトンチッドの森をつくったから、ぜひ来てくれ」と招かれた文が載っており、湯田さんが朗読・紹介した。なんたる偶然か。

【降矢英成先生(赤坂溜池クリニック院長) ストレスについて 1時間】
ストレッサー(要因)と適応力を天秤に乗せ、ストレッサーが大きいと悪いストレス、適応力が大きいと良いストレス(成長)になる等のお話、なぜ森林は健康に良いのか等のお話をしてくださった。