花童子宮跡−奇石的岩ハイキング

今日はふれあいハイキングの日。参加者は満開のゼンテイカユリ科キスゲ属)にまどろむ。

オノエラン(ラン科オノエラン属)は1年ぶりに見た。高い位置の岩場にあったので中を良くのぞけた。

分岐点付近では、ウスユキソウ(キク科ウスユキソウ属)とヒメシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)が一緒に撮れた。万座周辺では撮れない画。

さて、この万座スローライフ嬬恋村周辺の植物検索機能も大事にしている。よって今日見た花々も紹介していく。


  


ホソバノキソチドリかと思いきや帰ってから写真をよく見ると違う。これはタカネサギソウ(ラン科ツレサギソウ属)ではないかと思われる。しかし葉を撮ってこなかったので不明。

往路で解らなかった蕾は、帰路でクルマユリユリ科ユリ属)と判明。この色は森でよく目立つ。2日前は咲いていなかった。高山の植物変遷は早い。


  


僕が前に見たアオヤギソウは全体が緑色だったので、シュロソウ(ユリ科シュロソウ属)の青いものかアオヤギソウ(ユリ科シュロソウ属)に朱斑が出たものなのか悩んだ。しかしどうやらシュロソウ自体がアオヤギソウの変異体らしい。似ている訳だ。これはアオヤギソウもしくはタカネアオヤギソウという。

ハクサンオミナエシオミナエシオミナエシ属)は女郎花と書く。オトコエシ(男郎花)との話をする。

不明だった木はアキグミ(グミ科グミ属)だった。標高2,000mオーバーなのに?少しビックリ。見た時、ミヤマウグイスカグラ(スイカズラスイカズラ属)をイメージしたのだが、科が違っていた。しかし後者の実は嬬恋では「田植えグミ」と呼ばれ実も花の形も似ている。植物の分類は花で区別するというが、この二つの違いを学者に述べてもらいたい。


  


通りすがりにあったイチヤクソウは花茎の赤さからジンヨウイチヤクソウかマルバノイチヤクソウ(共にイチヤクソウ科イチヤクソウ属)だろう。これもコバノイチヤクソウかと思い、葉を撮らずに下りてきてしまった。

いよいよ的岩に到着。商工課で笹刈りをやってくれており、近くまで見に行けた。壮観である。

最年長のインタープリター・唐沢さんが、50年以上前に的岩の上に登った話をしてくれた。これこそが我が会の強みなのだ。