ロウ石山付近〜万座へ
ロウ石山を再訪問。カラーの写真をどうしても撮りたい。その写真はGalleryで披露するとして冬の植物写真を撮っておく。
ブナ科の木は枯れても葉が落ちないものがある。この葉を譲り葉という。葉柄基部での離層の形成されるのが少し遅いのだ。写真はミズナラ。
リョウブ(リョウブ科リョウブ属)の冬芽は芽麟が剥がれかけている。まるで暖かくなってきたので毛皮のコートを脱いでいるかのようだ。
リョウブの幹は皮が剥げてしまい、コルク層など見当たらない。寒いところでも育つ種だが冬は凍りついたりしないのだろうか。
次に現れたのはトチノキ(トチノキ科トチノキ属)。大きな冬芽は樹脂を出してよく粘る。この粘り方はヤドリギの種類のものではなく、ガムテープの粘着面の様。これでは動物も嫌がって食べないのだろうな。
このトチノキの幹は萌芽更新した痕がはっきりしていた。当時はトチノキだろうが何だろうが皆炭にしてくべたのか!?
・・・いや、そうではない。道路際だったから邪魔で伐ったのだ。
ヤマウルシが上手に撮れたので載せておく。
帰り道で、いきなり雪面が直径1m程の円形で散らかっていた。「もしや・・・」近寄ってみるとやはり野鳥が襲われた痕だった。何に襲われたのか?フクロウ、ノスリ、それとも・・・?
すぐ近くには心腐れしたミズナラの木があった。フクロウは樹洞を形成している木が無い場合、こういった木陰を巣として利用する場合もあるという。
人里に近くなると、らしい木も出てくる。
オニグルミ(クルミ科クルミ属)は葉痕に特徴がある。羊の顔に見えるというがどうだろう。
ナツツバキ(ツバキ科ツバキ属)の冬芽は1mくらいだった。もっと大きいと思っていたので意外だった。
万座ハイウェー、高原神社のオオヤマザクラ(バラ科サクラ属)の冬芽は全く膨らんでいない。万座の春はまだ遠い。