万座ハイウェー・紅葉台

万座ハイウェー、紅葉台は紅葉スポットして人気があり、この時期を楽しみにして毎年ドライブに来る人もいる。

今年はあまり良い紅葉にならなかったようで残念。今日はこの沢付近の樹木を紹介します。


 


淡い色の紅葉を見せているのはヒロハツリバナ(ニシキギニシキギ属)。華やかさは無いが品が良さがある。はかなさが良い。

ヒトツバカエデ(カエデ科カエデ属)のレモン色の黄葉は目が覚めるようだった。

コミネカエデ(カエデ科カエデ属)も良い色だ。今年は淡い色のものが美しく見える。


 


ここの紅葉のメインの木の一つがこれ、ハウチワカエデ(カエデ科カエデ属)。

学名はAcer japonicum。「日本のカエデ」の意味。葉は切れ込みが浅く、カエデの中では最も大きいので紅葉も見ごたえがある。ここには立派な株がいくつもある。

それでも今年は、どうも濃い紅色がうまく出せていないようだ。昼夜の温度差が大きい程良い色になるという。


 


嬬恋牧場から紅葉台にかけて、最も数のあるカエデと言えばこれ、ウリハダカエデ(カエデ科カエデ属)。

若木の幹は暗緑色著しく、マクワウリの実に似ているのでこの名になった。結構な大木になり、この辺では大きいものは15m以上になっている。色合いの個体差も激しく、レモン色から濃紅色までさまざま。万座の笹深い天然林で自生を確認している。ミネカエデの次に耐陰性を持つと見る。・・・虹の計画の役者となる木である。