万座早朝散歩


今日は久しぶりの早朝散歩担当。さあて、何が見られるかな。

まずは遊歩道内の植物をチェック。最近野蛮人に伐られたりしているコシアブラも順調に稚樹が育っているみたい。樹上からは涼しげなオオルリの声が。

プリンスゲレンデに出ると満開のヤナギラン(アカバナ科アカバナ属)とノアザミ(キク科アザミ属)がお出迎え。万座のトラマルハナバチも大忙しの様子で、希少な花期にせっせと蜜を集めていました。


 


今日はきのこがわんさか発生していました。


左はカワリハツ(ベニタケ科)。個体によって色はさまざまで判別は難しい。味区分−D

下左はクサハツ(ベニタケ科ベニタケ属・毒)。傘にある放射線状の溝線と湿っている時の粘性が食用のアブラシメジに見えることがあり注意。

下右は…オシロイシメジ(キシメジ科)味区分−C…と思われる。というのは匂いと色はオシロイシメジなのだが肉質と傘はどうも違うような…。今日は食べて確認する暇無し。マンザミルキーシメジに決めた!

※後日判明:ヒカゲウラベニタケ(イッポンシメジ科ヒカゲウラベニタケ属・食?)だと思われる。きのこ判別においてヒダの様子は重要。
 


マツヨイグサアカバナ科マツヨイグサ属)は明治後期渡来した北アメリカ原産の2年草。もう普通に万座にもあります。
待宵草ということで宵を待つ草、別名『月見草』…夜に花を咲かせるなんてなんだかとてもロマンチックです。…蛾媒花なだけですがね。
僕がどうしても撮っておきたい写真の一つにこんな写真があります。

満月の夜、当館の露天風呂の脇にひっそりと咲くマツヨイグサ(月見草)。月明かりはやさしく湯舟と月見草に降り注ぎ、花と共に月光エネルギーを充填する万座の宵の湯−月見風呂。

…ちょっと気取りすぎかな?でもいつかやりたいです。

ハイウェー料金所付近では同じ宵を待つ花−ユウスゲユリ科ワスレグサ属)が同様の、目の覚めるようなレモン色で万座に上る車を出迎えていたのも印象的でした。