芳ヶ平湿原

見てください、この湿原一面に広がるワタスゲ(カヤツリグサ科ワタスゲ属)を!湯田師匠が今年は当たり年だっていうんで、写真撮ってきました。

…嘘のような本当の話。日光を待って30分位じっとしていたら、後ろの笹薮が急に動き出して『何か』がガサゴソとこちらに迫ってきました。「おいおいおい!」と言いながらピューッと逃げてきましたが、あれは熊でしょう。たぶん。

 

そして6月を惜しんで散りゆく林床の花達を紹介。

ツガザクラツツジツガザクラ属)は針葉樹のような葉形、淡いピンク色の花は高山にふさわしい姿と名前でした。

マイヅルソウユリ科マイヅルソウ属)の花ももう2000m以上でしか見ません。この美しく清楚な姿を惜しんでの1枚。

コケモモ(ツツジ科スノキ属)もほぼ散りました。真っ赤な実を見せてくれるのは9月頃でしょうか。

 

1枚目の写真はおそらくハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。この手のものが出てくると「夏だなー」って思いますね。

そう、本当に夏なんです。だってほら、高山蝶であるミヤマモンキチョウ(シロチョウ科)がもうたくさん飛んでいるんですから。今日だけで15頭は確認しました。食草はクロマメノキ(ツツジ科スノキ属)です。卵・幼虫の写真は次回に!